うつ病ほか・心の病

 悩みが深まり、心と体の自由がなくなり、心が病むことがあります。
 このページでは、心理相談で出会うことの多い、そんな心の病についてまとめてあります。
 自分の状態を理解し、適切な対策を取っていくことの第一歩です。

 必要に応じて、医療機関との連携や紹介も行います。

 (診断が必要な際には、医師の診断を求めてください)

 家族・社会・対人関係や仕事にまつわる悩みについても、別ページに整理しておりますので、ご確認ください。

うつ病

 うつ病になんてならない、そう思っている人もいるでしょうが、実は誰にとっても身近なものです。自分では原因がわからなくても、苦しい状態が長く(2週間以上)続きます。

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 ・うつ病とは
 ・うつ病へのアプローチ

躁うつ病(双極性障害)

 双極性障害はうつ状態と躁状態または軽躁状態を繰り返す病気です。
 多くの双極性障害の患者さんはうつ状態で受診するので、うつ病という診断が出ることが多く、うつ病は治ると言われていたのに治らない、そのように訴える人もいます。その後、躁状態が確認されてはじめて双極性障害と診断されることが多くありますので、家族や周りの人の協力も得ながら、経過を確認していくことは必要です。

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 ・躁うつ病(双極性障害)とは
 ・躁うつ病へのアプローチ

パニック障害

 急な動悸や発汗、過呼吸などのパニック発作が生じることを怖れ、電車に乗れなくなったり、外出が困難になったりしていきます。
 長い間パニック障害を患っている人も少なくありませんが、ちゃんとしたアプローチも研究されて、公開されているのです。

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 ・不安障害について
 ・パニック障害(パニック症)について
 ・パニック障害(パニック症)へのアプローチ

対人恐怖・社会恐怖

 対人恐怖、あがり症、赤面恐怖、視線恐怖などを含み、大きくは社会恐怖という名前でまとめられています。正式には「社会不安障害」(社交恐怖症)と言います。

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 ・対人恐怖・社会恐怖について
 ・対人恐怖・社会恐怖へのアプローチ
 ・不安障害について

全般性不安障害

 不安が極端に強くて、社会的活動ができなくなるほどであるとき、それは病気と判断されます(医師による診断を求めてください)。
 正式には全般不安症、以前は全般性不安障害と呼ばれ、文化的な違いが大きく、女性の方が多く症状を訴えます。年を取るに従って有病率は減るとも言われています。

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 ・全般不安症について
 ・全般不安症へのアプローチ

強迫性障害(強迫症)

 手を洗うことが止められない。確認が止められない。おかしいとわかっているのに止められない。
 そして遅刻が増えるなど、社会生活が脅かされる。そんな苦しい状況に陥ってしまう病気です。

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 ・強迫性障害(強迫症)について
 ・強迫性障害(強迫症)へのアプローチ

分離不安

 不安が強く、親離れ・子離れが難しくなっている人を見かけます。
 大人になって、結婚しても自分のパートナーを見るのではなく、親を見つめ続ける人たちも少なくありません。
 自立は子供にとってだけではなく、人として大きなテーマなのです。
 自分の分離不安をしっかり見つめられるようになる、そのような取り組みが大切なのです。

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 ・分離不安について
 ・親離れ子離れについて考える

広場恐怖

 特定の状況で、その実際の状況とは明らかに釣り合わない不安や恐怖が繰り返されてしまい、日常生活も脅かされてしまう状態のことです。
 しばしば、他の不安障害と合わさって見られることが多いです。

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 ・広場恐怖について
 ・広場恐怖へのアプローチ

パーソナリティ障害

 パーソナリティの特性とは、長期にわたって比較的一定している思考、知覚、反応、そして対人関係のパターンなどのことですが、それが極端に硬直して柔軟性がなく、生きづらさにつながっている場合には、パーソナリティ障害として治療が必要となります。

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 ・パーソナリティについて
 ・パーソナリティ障害の種類
 ※境界性パーソナリティ障害については以下をご覧ください

境界性パーソナリティー障害(BPD)

 孤独に耐えられず、見捨てられることを避けるために必死に努力し、激しく周りの人たちを巻き込みます。自分ではコントロールできず、終わりがないように感じるジェットコースターに乗っているような生活を続けます。
 玉井も多くのBPDで苦しむ人たちとお会いしてきました。その必死な頑張りの方向を、ちょっと変えていく取り組みを進めていきましょう。

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 ・BPDを理解する
 ・BPDの事例
 ・BPDへのアプローチ

摂食障害

 単なるダイエットとは思えないほどに、食べられない、食べたら消化されないように出さずにはいられなくなります。そのような過食(嘔吐も含む)・拒食など食事のコントロールができなくなってしまいます。

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 ・摂食障害について

依存症

 人は、意識する/しないに関係なく、人や社会制度、趣味など様々な支えを持ちながら生きていきます。
 その支えが、苦しみから解放してくれるときもあります。
 しかし特定の一つの支えだけを必要と感じ、他にはなくてもよい状態、つまり自分で色々な支えの中からその都度適切な支えを選べるというブレーキが利かなくなるとき、依存していると言えるでしょう。
 依存症は、薬物やアルコールのみならず、様々な問題と繋がっています。
 玉井も、嗜癖問題研究所付属相談室で臨床を行っていた時期があり、様々な嗜癖(依存)を見てきました。

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 ・依存について考える
 ・様々な依存の形
 ・ゲーム依存から依存症を考える
 ・時間泥棒に注意
 ・依存症への対応

多重人格(解離性同一性障害)

 人は、自分の中に様々な側面を持っていますが、それぞれの側面が独立してしまい、協調できなくなり、記憶すら共有されない。
 その時、その人の生活はバラバラで混乱に満ちたものとなるでしょう。
 しばしば、過去の虐待などの被害体験によって引き起こされてしまいます。

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 ・多重人格(解離性同一性障害)について

ヒステリー(転換線障害)

 ヒステリックな人とは、感情的な人のことを指すと思う人もいるでしょう。ただ精神医学におけるヒステリーという用語は、違った意味で用いられています。
 ストレスを感じた時、感情が大きく揺さぶられるものですが、その感情が受け止められず、結果として歩けなくなったり、声が出なくなるなど、医学的には問題がないにも関わらず、体の不具合という形で症状が現れてしまっている状態です。

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 ・ヒステリー(転換線障害)について

離人感・現実感消失

 体や心から自分が切り離されたような感覚、自分が自分でコントロールできていない状態が続く、または繰り返され、自分の生活を外から観察しているように感じること(離人感)や、自分が外界から切り離されているように感じる(現実感消失)状態です。

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 ・離人感・現実感消失について

発達障害

 発達障害とは、生まれつき脳の発達が通常と違っていることで、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。
 成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。

 人の指紋が皆違い、人の顔が皆違うように、人によって脳の働き方も違います。発達障害では、その脳の働き方が特徴的なのであり、近年は心の病気というよりも個人の特性として理解されています。
 いくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害などが含まれます。

 過去にはこの診断基準が定められておらず、大人になってから過去の生きづらさが発達障害のせいであった、という人も沢山います。自分のパートナーとのコミュニケーションがうまくいかないと思っていたら、相手が発達障害だったというような、カサンドラ症候群と呼ばれる状態で苦しんでいた、という例も少なくありません。
 個人差が大きく、その人によってあった対応を必要とします。
 WAIS(知能検査)やWISC(子供版の知能検査)などの心理検査を受け、脳の使われ方を調べることで明らかにしていくことが多いです。

 当研究室では、子供の療育は提供しておりませんが、感情の問題や対人関係の問題で相談にいらしている人の中で、発達障害が明らかになっていくという例もあり、大人に対する対人技能訓練や認知リハビリテーションは提供しています。

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 ・発達障害の周辺について(カサンドラ症候群含む)

当研究室の取組み

 様々な心の病にまつわる悩み、苦痛や症状の軽減のために、当研究室もご利用ください。
 既に様々な取り組みをされても効果が今一つのままに終わってしまった、取り組みを続けているけれども、セカンドオピニオンとして現在の取り組みを確認したいという方からの問い合わせ・ご相談もお受けしております。

 以下の「お問い合わせ・お申込み」フォームよりお問い合わせください。うまくフォームに進めない場合には、メール(info@tamai-psychology.com)までご用件をお送りください。

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