(専門家向)スーパービジョン

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専門家としての姿勢

 心理支援の専門家は、自らの技術と知識を絶えず更新し続けていきます。
 世界では、新しい研究が絶えず進み、より適切なアプローチ、より工夫された技法、理解が進む知見などが積み重ねられています。
 そして、先人たちの取り組みを土台とした新しい学びを重ねながら、時間をかけて学び実践を重ねてきている先生や先輩に身近に触れて学ぶことは必須となります。

スーパービジョン

 心理士の学びは、研修・講習会・専門書・ビデオなどを通じても行われますが、カウンセリング/心理療法を実施するためには、個人・集団によるスーパービジョンは欠かせません。
 指導者のことをスーパーバイザーと呼び、指導を受けるものをスーパーバイジーと呼びます。
 日本では、スーパービジョンの実践は、例えば臨床心理士の資格更新のための必須義務とはなっていませんが、玉井心理研究室では少なくとも最初の数回の更新までは、必須の取り組みであると考えています。
 海外における心理臨床の取り組みにおいて、例えばアメリカでは、スーパーバイザーがスーパーバイジーの臨床結果の責任も取るなど、その指導が実践的に実行されることまでが義務付けられています。
 自分にとって、学ぶことの多いと思われる先生を探し、継続したスーパービジョンを行うことで、心理療法家として大きく成長することでしょう。

 当研究室代表の玉井も、希望に応じてスーパービジョンを提供しています。
 また、数人でのグループ・スーパービジョンも行っています。

コンサルテーション

 コンサルテーションとして、特定の疾患へのアプローチ、特定の症状への理解を深めるために、ケースの検討を一緒に取り組むことを行っています。
 コンサルテーションは、それほど継続的には行わず、数回で終わることもあれば、必要に応じて適宜求めに応じて行うということもあります。

自分の専門性を理解し、深め、広げていくこと

 人によって、得手不得手があります。それでも、好きこそものの上手なれという言葉のように、1つのことをしっかりと学び続けていくと、それなりの専門的な知識を積みかさね、専門家と言われるようになります。

 ダ・ヴィンチや南方熊楠のように天才はあれもこれもと好奇心の赴くままに取り組み、どの領域でも優れた成果を残すのですが、私のような凡人は、心理学について学び、人の変化はどのように生じるのか、そんなことを考え続けるだけで、一生かかっても尽きない気がします。

 それでも一つのことを深めるべく、研鑽を積んでいると、面白いことに他のことへの知見も、自分の学びを多少ですが、応用できる気がします。

人と関わること

 私自身、心理支援の専門家として現在も学びと訓練を続けています。
 今までも医師、特定の領域に優れた研究者、経験豊かで信頼できる先行く先生方から、個別・集団でのスーパービジョンやコンサルテーションを多くいただいてきました。本や集団研修で学べることと、個別に学べることは、質が違います。

 人と人の出会いの中での学びは、自分の感性に直接に響く気がします。

 心理面談で「本当の対話」を追求しながら、やはりこれも言葉だけではなくお互いの感性で対話をしているようです。頑張って前に進もうとする人を応援しています。

前向きな好奇心を持ち続ける

 統計学者のニック・マークスは、 『Happy Planet Index:地球幸福度指数(HPI)』と言う指標を紹介していますが、これは物質的な豊かさではなく、 心に響く豊かさを測ろうとしたものです。その中では、

1) to connect:繋がる事 ⇒人間関係は、哺乳類にとって必須の安定剤です。
2) be active:活動的である事 ⇒まずは動いてみるのです。
3) take notice:敏感である事 ⇒新しいことへの気づきです。アハ体験も。
4) keep learning:学び続ける事 ⇒好奇心でいろいろ調べたり、確かめます。
5) give:与える事 ⇒親切人のためならず。

 専門家にもこれらは大切だと思います。4のように、好奇心で学び続けられるとよいのでしょうね。

スーパービジョン/コンサルテーションの料金

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