心理療法・カウンセリング

「からだにいいこと」取材記事「実家の大問題」が出ました

からだにいいこと

 女性向けの健康雑誌で「からだにいいこと」という雑誌があります。 

 以前,当研究室代表の玉井が連載を持っていました。

 今回,2023年8月号において,「親の病気・介護,仲違い… ズバッと解決 実家の大問題」というテーマで,どのように親と付き合っていければよいのか,取材を受けております。

 その69頁にも,親との関係が良好だという回答は64%もありますが,15%は「いいえ」と回答しています。良好な場合には,お互いの状況や考え方を尊重しあえていたり,バランスよく譲り合えているのかもしれませんが,そうではない場合には,適切な距離を置くことが必要になる場合もありますよね。

 当研究室のホームページでも,少しそのようなことを書いています。

 親は,選べません。そして,「子どもは親の面倒を言うとおりにみるべき」といった考えを持つ,親子関係が悪くなってしまっているところもあります。

 心理相談などには,そのような例が多く持ち込まれます。

 親子関係については,お金のことや,兄弟関係,病気,介護などは言うに及ばず,気になるものです。

 親孝行は大切だ,と私も小さいころから言われるような家で育ちました。

 そして今は,「親孝行ができればよいけれど,関係が悪いなら縁を切ってもよいんじゃない」などと言うようになってしまいました。

 親が子どものことを大切に思い,育て,愛情を伝え,それがうまく子どもに伝わればよいですよね。「こんなに面倒を見てあげたんだ」と主張する親もいますが,それは子どもに対する愛情ではなくて,自己愛がまさってしまっているようですね。

 気持ちを伝えあう,家族間はどうしても関係が近くなり,外では出さないような感情を出すような関係になります。いつもうまくいくなんてありませんが,その後でお互いに歩み寄り合ったり,心が温まる関係を作っていけるとよいですね。

コロナ対策を行っている心理相談室 玉井心理研究室

 玉井心理研究室では,認知行動療法イメージワークを用いて,トラウマから精神疾患,対人関係など広く心理療法を提供しております
 また,個人のみならず,組織における人事・メンタルヘルスコンサルタントとしてもお手伝いをしております。

 コロナ後に拡がったオンラインによる相談ですが,今後も継続する予定です。