インナーチャイルド

イメージを活かす『自己肯定感を育てる』

寝るネコ

『自分をもっと好きになるノート』ワークブックの利用法

 昨年春、『自己肯定感を育てる 自分をもっと好きになるノート』を出版しました。この本は、もともとはインナーチャイルドワークをうまく進めるお手伝いになれば、ということから出版に至ったのです。

 マンガで、インナーチャイルドとどのように関わっていくのかを示し、自分のインナーチャイルドとの関りの方針を示させてもらいました。

 更には、インナーチャイルドについて基本的な知識と、過去を振り返るポイントも合わせて得られるようなことを目指しました。

 ただ、インナーチャイルドとのイメージワークをじっくりと進める、その部分の説明が少し弱いので、「読みさえすればよいはずだ」と思われる人には、ちょっとうまく機能しきれない部分があるようです。

 一方、繰り返し読むことでその取り組みのイメージがわかり、自分のインナーチャイルドとの出会いもうまく進んだという人の話も聞かせてもらいました。

 限られた紙面で、できる限り基本的な知識は押さえられているとは思います。
 出版して一年を超え、私の中ではインナーチャイルドに関する研究や実践が積み重なり、バージョンアップするところも出てくるでしょう。

実践あるのみ

 上記の本もその一つですが、様々なワークブックがあります。
 それらの多くは、実際に取り組むことで身についていきます。

 実際の取り組みとは、その本の書いたものをマネする、という側面もあるでしょうけれども、実生活の中でその本が書いている取り組みを実践できるようになる、そのような試行錯誤がうまく進むことで、より効果を持つのでしょう。

 私の本も、読む間に、どれだけたくさんのイメージを膨らませられたか、これが大きいのです。
 本を読むよりも、イメージの時間が大切なのです。そして、そのイメージがどうなっているのか、そのチェックのために利用してもらいたいと思います。

 一つの本を読み、それを実践するためには、自分の生活時間の一部をそのために割く決心をしなければなりません。その目的があいまいであると、続けられないでしょう。場合によっては、その取り組みを効果的にするために、私たち専門家のところを訪れるのでしょう。

 その効果を実感するために、時に多少の時間を必要とすることもあります。これは、取り組む本人にとっても、私たち支援者にとっても悩ましいことです。
 効果が実感できないと、どうしても取り組み続ける意欲を維持するのにエネルギーが必要となりますから。

 インナーチャイルドとの出会い、それは自分との付き合い、仲良く、丁寧に進めていきたいものですね。

 一度、拙著「自分を好きになるノート」手に取ってみてください。ご意見もいただければ嬉しく思います。

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玉井心理研究室では、臨床心理士・公認心理師の玉井仁が個人・家族への心理カウンセリング、組織・団体へのメンタルへルス・コンサルタントとしての研修や各種支援を提供しています。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

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