スタッフ

変化を受け入れること

新型コロナがもたらしたもの

 新型コロナウィルスの感染拡大が続いています。
 人と人が会うことを制限されると、こんなにもできないことだらけだったのか!と、改めて思い知らされました。

 でも、思わぬ変化も出てきているようです。
 石油を使う量が大幅に減って空気がきれいになり、都市閉鎖されているベネチアの水路の水も劇的にきれいになったとか。
 このまま地球温暖化も改善されたりして…なんて思ったりもしますが、それはそんなに簡単ではないでしょうね。

 でも、経済活動がストップするということは、自然界には恩恵があるという皮肉があるのですね。

 環境汚染問題は、私が子供の時から深刻でした。
 昔はオゾン層の破壊や酸性雨、日本でも公害病が多数発生していましたが、ここのところはあまり論じられなくなってきているように思います。
 改善されたからなのか、他の問題の方が大きくなってしまったからなのか、分かりませんが…。

豊かな日本を支えているもの

 食品ロス問題がある一方、日本の自給率が低いことも問題となっています。
 (農林水産省の報告では、平成30年度の食料自給率は、カロリーベースで37%、生産額ベースで66%。食料国産率は、カロリーベースで46%、生産額ベースで69%、飼料自給率は25%です)

 町にはあちこちにスーパーがあり、多種多様な商品が豊富に並べられています。
 その中から自分の好きなものをチョイスする客たち。それでも余ったら平気で捨てる。
 自国で材料から全て調達してできている物なんて限られているのに、何でも豊富に安価で手に入るのをいいことに、本当に必要としていないものまで買って捨ててしまう。

 この状況は普通ではないのではないか、と、ふと思ったことがありました。
 そうしたら、東日本大震災が起きました。
 あんなに物があふれていたスーパーの棚が、空っぽになりました。
 そこで思ったのは、スーパーに商品が並ぶまでには、本当にたくさんの人たちの働きが重なっているということ。
 商品自体の生産、輸送はもちろん、パッケージを作る人、バーコードの管理、お店での販売…どれが一つ欠けても消費者の元に届かないわけです。

 それから徐々に商品も棚に並び始めて、ホッとすると同時に再び思ったことは、その状況を批判的に思うのではなく、この便利な状況が保たれていることへの感謝でした。
 資源の足りない日本に、食べ物や資源を分け与えてくれる世界への感謝でもありました。

世界は変わっていくのか?

 でも、そんな人たちの支えあい、助け合いが機能しなくなる時、私たちは知恵を絞って変わっていかなくてはいけないのかもしれません。
 今までのやり方を無理矢理キープしようとするのではなく、日本の中でできることを考え、できるだけ無駄をなくして捨てるものを減らし、いかに外国からの支援を受けずにやっていくか。
 それが結果的に自然環境を守り、日本の自給率を上げるのなら、今後の変化にも希望が持てる気がします。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

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