心理療法・カウンセリング

能動的であることの効果 現状を打破するために

能動

 能動:自分の作用を他に及ぼすこと。働きかけ。

 相談に訪れる方に、調子が良いとき/悪いとき、能動的だと思うとき/受動的だと思うとき、を主観で測定してもらうと、調子が良いときほど能動的である、という答えが圧倒的に高いのです。

 心理学研究で明確になっているかはさておき、多くの臨床家たちも同様のことを述べていますし、本でも目にします。

 能動的であるということは、自分勝手に頑張ることや、暴れることではありませんよね。

 自分から人に声をかけてみる、事務所でかける音楽を変えてみる、ささやかなことでよくて、やってみて「どう?」ということなのでしょう。

受動

 受動:他から動作・作用を及ぼされること。受け身。

 今現在の自粛要請が幅を利かせる状況では、状況に合わせて対応するだけしかできない、と思う方もおられるかもしれません。

 自分では選択ができないから、流れのままに任せるのだ、という話を聞くこともあります。
 ただ、その状況でも、目の前に提示された選択肢を選びとる、という行動はあるのです。

 自分で選択をする、そんな意識を持ちたいですね。

選択理論

 グラッサーというアメリカの心理学者が、選択理論、選択療法を提唱して、日本でも紹介されていたのがもう半世紀も前でしょうか。

 物理的な選択をする、物理的な選択が許されない状況でも、心の持ち方は選べる、といったのがナチスドイツでアウシュビッツに収容されて、解放後に名著「夜と霧」を著し、『実存分析』を提唱したヴィクトール・フランクルですね。

 世界はつながっています。
 そして、つながりを確認して広げていくことも、気が付かないままに過ごしてしまうこともあります。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

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