心理雑感

グループカウンセリングでの言葉 オセロのような心

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グループカウンセリングでの言葉

 先日、私、玉井が実施しているグループカウンセリングで、いろいろな気づきがありました。 皆さんと話している時に、自然に口から出てくる言葉や言い回しの中に面白いな、と思うものがあります。 それは、心はオセロのようなものだね、というものでした。

 心が温まるとき、心は白い面を見せているのかもしれない、心が冷たく閉ざしていくとき、黒い面を見せているのかもしれない、という話です。

 楽しい時間を持っていて、心が穏やかで温まっているとき、心は白くなっているのですが、ちょっと気に食わないことがあると白が黒にひっくり返る、黒の石が増えてくると、白い石もどんどん挟んで、場合によっては横にあるだけで黒にひっくり返ってしまう、そんな心のイメージの話です。

 黒を白にひっくり返すのは、簡単なようで難しいことも多い。「どうしようもない」などと思い詰めているとなおさらです。

白い石・意志を持つ

 考え方のクセ、行動のクセで、白を黒と間違ってしまうこともあるよね、黒を白と間違うことは少ないのに…。そしてそんなクセに気が付いて、知らず知らずに黒の面を上に石をこうとする手の動きを修正して、白い面を上に石を置いていくのです。

 そう簡単にはひっくり返らない白の石、そんな存在も持ちたいですね。そのためには、意思も必要でしょう。

 うまく落ちが付いたので、今日はここまでにします。

インナーチャイルドとの対話 3回シリーズ講座のご紹介

幼少時の傷つき体験に対して、「記憶の書き換え」技法は認知行動療法でも特に海外で研究が進み、日本でも少しずつですが認知されてき始めています。

皆さんには、「インナーチャイルドワーク」の方が耳慣れているかもしれません。様々な精神疾患に対して、またより広くは生きづらさを抱える方にとって、傷ついたまま癒された実感のない過去の記憶に対するアプローチは、パワフルな効果をもたらします。

10月から毎月、少しずつですがそのようなインナーチャイルドとの取組みの紹介、その実践に触れて頂き、自分との関係を温かく豊かなものとしていくきっかけとして頂ければと思います。

※3回シリーズで企画していますが、一回ごとの参加も可能です。

【日時】 1日目 令和元年10月28日(月) 午後6時30分~8時(終了)

2日目 令和元年11月25日(月) 午後6時30分〜8時

3日目 令和元年12月16日(月) 午後6時30分〜8時

【会場】 パレット柏ミーティングルーム(各回部屋が異なりますので、ご確認ください)

(千葉県柏市柏1-7-1-301:JR常磐線柏駅より徒歩3分)
【講師】 玉井 仁
【参考図書】 『自分をもっと好きになるノート』(右掲) 2019 日本能率協会マネジメントセンター

インナーチャイルドとの対話

コメント

  1. やぎ より:

    素敵なオチに3票!

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