心理雑感

身体を感じる練習

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 疲れているのに、そのことを感じられない人がいます。倒れても、何で倒れたかわからない、という人がいます。おーい、と思いますが、本当のこと。

 仕事を頑張りすぎていたり、楽しいすきな勉強をし続けていたり、それは良いのですが、疲れていることに気がつき、必要なケアを届けられるように、身体感覚を認識することは大切なことです。

 過去に、温かいケアを沢山もらえなかった人に、身体感覚が鈍くなる人が多くいます。もちろん、全てが過去と繋がるわけではないのですが…。

 身体の感覚を感じられない人と一緒に、肩をあげておろして、という行動を繰り返してもらい、どちらが楽かな、ということを感じる練習をすることがあります。体を自分でさすってもらい、どのように感じるかを確かめてもらいます。手元にあるものを触ってもらい、その感触を楽しんでもらうことがあります。 体の感覚を確かめていくことは大切です。

 身体はいろいろなことを私たちに教えてくれているのですから、その声に耳を済ませられるようになると、いろんなことが分かってきます。ただ、その身体の声を感じられるようになるために、一定の練習が必要な人は少なくありません。

 怪我をした時に、痛いのは体が私たちに「大事にしてね」と分かりやすいメッセージを届けてくれているからです。痛すぎる怪我をした時に、痛さを感じなかったというのは、身体が痛みに苦しみ過ぎないように私たちを守ってくれたのです。いろいろな形で身体は私たちを守ってくれています。そんな身体と仲良くしていきたいですね。

玉井心理研究室ホームページをご覧ください

玉井心理研究室では、臨床心理士・公認心理師の玉井仁が個人・家族への心理カウンセリング、組織・団体へのメンタルへルス・コンサルタントとしての研修や各種支援を提供しています。

トラウマや過去の経験にまつわる心の傷、頑張り過ぎや諦めから心を開いて人と関わりにくくなってしまうこと、精神的な疾患での苦しみ、対人関係の苦しみなど、様々な方たちや組織と関わらせてもらってきた経験から、支援や情報を提供しています。

ホームページでは、トラウマについて、感情の調整の問題について、認知行動療法といったトピックについての説明を含め、様々な領域でどのような現状があるのかなど、情報を整理して提供もしています。

是非ご覧いただき、感心がある方はお気軽にお問い合わせください。

右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

玉心理研究室のHP

コメント

  1. もも より:

    こんにちは。

    本当に鈍感なんですよね、体のサインに。

    先日、頑張りすぎた?がんばらざるをえなかった?どっちにしても無視してがんばってしまったためか
    体調を崩してしまいました。
    カウンセリング後の変化で、「もっとがんばらなきゃ!」がだいぶ和らいできているので
    自分の意志でない「頑張らざるを得なかった」がちょうどいいかな・・。
    また、考え方も、自己否定や自分を押し殺していた自分と、
    カウンセリング後の「自分の感じ方でいい!OK!」の両方の気持ちがごちゃ混ぜになってしまい
    こころもザワザワして不安定な感じになりました。

    ただ、こうして不調を振り返って何が起きていたのか自分なりに分析しているし、
    せっかくインナーチャイルドが育って統合(?)しつつあるので
    さらに成長できたらいいなと思っています。
    あんなに自己否定や自分はダメ!って思っていたのに、今はぼんやりした存在になった気がします。
    本当に不思議ですね!

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