インナーチャイルド

「生きづらさ」を持つ人、集まって解決に一歩進めよう。 11/25ミニワークショップ

コスモス

人が欲すること

 電車広告を見ていると、「より美しくなる」何よりもこれが多い。エステ、脱毛、人はやはり老若男女、美しさを求め、自分の魅力を最大にしたいのだろう。美しく人から選ばれる、ということは、動物でも同じだから、そうだよなと改めて思う。

 次いで「学校・英会話などの学習」つまりスキルアップやキャリアアップに関すること。子供のことであれば、親は頑張る力が湧く。

 そして「便利なシステムなどのIT系」「転職情報」「新刊や雑誌」の紹介が続く。駅では病院などの広告も並ぶ。

 人は、楽しくなること、喜びを追求したいのだと思う。幸せは変えないし、保証はないけれども、幸せになる可能性を増やしたいのは自然なことだ。

 私の仕事、心理支援の仕事は、病院とかと同じで、苦しいことを減らしたいという人が多く来る仕事だ。これは、どうも万人受けではない。心理の仕事は、どうしてもマイナスを減らしたい、という動機で、苦しいから仕方なく取り組む、そしてのど元過ぎれば忘れる、ということに位置づけられるのだろうか。

 もっと、心理の仕事で楽しみを追求できないのか、考えたりもする。

笑いを追求する人たち

 実際に、私の同僚や先輩たちでも、学会でもマジックを披露してみたり、笑い研究などにはまる人たちもいる。それはそれで面白い取り組みだ。

 プラスを感じたい、プラスを増やしたい、そんな思いがそこには詰まっている。

 心理療法はうまく利用をすると、マイナスをゼロにするだけではなく、プラスに進むことができることは明らかだ。ただ、プラスになる時には、心理療法から離れることが多い。それでいいんだと思う。ただ、そこで学び、体験して得たことをうまく自分の人生に活かしてもらいたいと思う。

 何故なら、世界中の優れた頭脳が集まって、問題解決のみならず、人の自己実現、幸せになるためにどのようなアプローチが有効か、必要なことを日々研究しており、そこに心理療法家や心理学者たちも連なっているのだから。

一歩、安全に進めてみましょう

 私は心理療法の専門家として、認知されているし実際にその学びと研究、そして訓練を続けているのでやはり専門家なのだろうと思う。

 心理療法の基本は、安全、これに尽きる。私としては、お会いする方にとって安全であること、安全感を増やせるようにすること、それを一番に考える。出来なかったこともあり、それからまた反省と共に学びを続けている気がする。

 11/25の夜にもミニグループを行う。いつもながら、沢山ではないが、ポツポツと人が来てくれるのだろうと思う。始めてくる人は、ドキドキしながら来られると思う。

 人によって、感じ方やニーズは違うし、グループでの取り組みだから、完全にそれを満たすことはできないかもしれないが、自分を確認すること、自分の進む方向を確認すること、そんなことができればと思う。

 困ったことが続く人、生きづらさを抱えている人など、ちょっと寄ってみて頂ければと思う。

 このところ、少し疲れがたまり、好きな椎名誠の本に癒されていたので、言葉遣いが椎名誠さんの本に影響されたままです。ホームページもご覧ください。(あっ、言葉が丁寧に戻っている)

インナーチャイルドとの対話 3回シリーズ講座のご紹介

幼少時の傷つき体験に対して、「記憶の書き換え」技法は認知行動療法でも特に海外で研究が進み、日本でも少しずつですが認知されてき始めています。

皆さんには、「インナーチャイルドワーク」の方が耳慣れているかもしれません。様々な精神疾患に対して、またより広くは生きづらさを抱える方にとって、傷ついたまま癒された実感のない過去の記憶に対するアプローチは、パワフルな効果をもたらします。

10月から毎月、少しずつですがそのようなインナーチャイルドとの取組みの紹介、その実践に触れて頂き、自分との関係を温かく豊かなものとしていくきっかけとして頂ければと思います。

※3回シリーズで企画していますが、一回ごとの参加も可能です。

【日時】 1日目 令和元年10月28日(月) 午後6時30分~8時(終了)

2日目 令和元年11月25日(月) 午後6時30分〜8時

3日目 令和元年12月16日(月) 午後6時30分〜8時

【会場】 パレット柏ミーティングルーム(各回部屋が異なりますので、ご確認ください)

(千葉県柏市柏1-7-1-301:JR常磐線柏駅より徒歩3分)
【講師】 玉井 仁
【参考図書】 『自分をもっと好きになるノート』(右掲) 2019 日本能率協会マネジメントセンター

インナーチャイルドとの対話