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礼節は美徳なのか?小説から学ぶ

人に丁寧に接していこう、ということ、よく耳にしますし、私も時に口に出している時があるなぁと思います。

私は、下手な横好きで剣道を続けています。その世界でも、礼儀がなっている、なっていないということをよく耳にしました。

先日、産経新聞の「一筆多論」に沢辺隆雄氏が書いていた文章を読んでいて、「なるほど」と思うことが紹介されていました。

剣豪作家の五味康祐の『桜を斬る』の一節だそうです。居合の達人が修業時代に師の僧から送られた言葉が出てきます。「技の出来るに従って高慢になるのは、人間やむをえない。それを防ぐ手段(てだて)は一つよりない。礼儀を守ることである。礼儀は、美徳ではない。それは用心を意味する…」、うーん、なるほど…。

私は読んだことがないのですが、目を通したくなりました。

気を付けないと礼儀は美徳、美徳は社会として実現することが望ましいこと、なんて意見が大手を振ってしまうと、随分と堅苦しくて不自由な世の中になりそうです。

礼儀を守ることは用心のため、そんな位置づけ方が腑に落ちる、という人もいるのではないでしょうか。人に不快な人と誤解されて自分が損しないように、不快な思いをさせて回りまわって問題が自分のところに来ないように、これは大切な用心です。

小説の面白さの一つに、著者の考えていることが登場人物の口を通じて語られるという側面がある気がしています。頭の中をよぎっている思考を眺めていると、どうでもいいものも沢山流れていきますが、その中の幾つかは面白いものも流れています。そんな、面白いものをうまくつかまえられるようになると、結構楽しいことになるのかな、などと思う訳です。

礼儀についてまた一つ、新しく、かつ役に立つものの見方をいただきました。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

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