人の考えを読む、これもやはり超能力では…。事実が確認できるまで、保留にしておけずに思い込みをつよく、眠れぬ夜をたぐり寄せる。その意味と対処を検討しましょう。
認知行動療法
人の考えを読む、これもやはり超能力では…。事実が確認できるまで、保留にしておけずに思い込みをつよく、眠れぬ夜をたぐり寄せる。その意味と対処を検討しましょう。
「べき思考」を柔らかくすることは、自分の価値観を変えることではありません。自分の考えも、他の人の考えも尊重できるようになる、「べき思考」を意識するのはそのような取組みです。
「好きなのか嫌いなのかはっきりしてちょうだいよ」「ちょっとでも(相手を)嫌な気分にさせてしまったらいけないじゃないですか」白黒つけたい考えにとらわれることもあります。そんな自分を理解していくことで、囚われから自由になれます。
認知行動療法の中で、「考え方のクセ」と私が呼ぶものがあります。認知の歪み、という表現もされるようですが…。そんなクセがあるのは自然なこと、クセがないのも少し気になる、そんなクセと仲良くなっていきましょう。
どうしても自動化してしまう思考や行動から、人はなかなか自由になれません。そんな国道一号線のような道を離れ、けもの道を切り開き、踏み固め、新しい道を作っていくのです。
心理教育は単なる知識の提供にとどまりません。新しいもののみかた、感じ方を獲得した時に、新しい世界が目の前に広がり始めます。広く知識を求め、それを自らに問い、感じてみたいですね。
認知行動療法の基本的な発想について、書きました。
物事の捉え方、そしてその時の行動が如何に人の世界を作っているのか、シンプルそうに見えるのですが、先の深いテーマです。