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PTAのよいところ パート2

PTA役員を恐れるたち

PTA副会長になってまず驚いたのは、各クラスの役員がなかなか決まらないことでした。
私の子供の学校では、新入学生の保護者からは、入学式の終わったその場で決めてしまうのですが、2・3年生は年度初めの保護者会で担任が決めることになっています。
その場で決まらなかった場合は、担任から各家庭に電話をしてお願いするというシステムなので、本部役員は何もしなくてよいのですが、初回の委員会の集まりの日になっても決まっていないことが多く、一体どうしたのだろうかと驚いたりショックだったりしました。

一方私の周りでも、私が本部役員になったと聞いた途端に距離を置くような友達もいたり。
私の友達ということで、自分にもお鉢が回ってくると考えるのかなあ、などいろいろと思うと、悲しく複雑な気持ちになりました。
実際のところは、本部役員でさえ大した活動ではないので、一般の役員なんて年に数日の活動で、やってみると拍子抜けするくらいの内容なのに、イメージだけでそこまで怖がり、逃げるとは…。

年度末や年度初めになると必ずと言っていいほど目にするPTA批判。
そこで感じたことは。

PTA役員免除の儀式がある・・・?

仕事や介護などの家庭の事情でどうしても役員活動ができないことを現役員に申し出、その内容をクラスの保護者達で審議して、その人の役員免除を認めるか決めるという、「役員免除の儀式」をする学校があるとか。
また、子供が最高学年になっても役員をやっていない保護者は「吊るしあげられる」という話も。

そもそも、そういう事情のあるお母さんを吊るし上げてまでさせなければならない役員活動というのは何なんでしょうか。
そして、「免除の儀式」や「吊るし上げる」ということをするお母さんとは、どれだけ偉い保護者なのでしょうか。

学校というのは、子供が成長すれば卒業し、学校を去ります。
そして、保護者もPTA会員ではなくなります。
ということは、よっぽど子だくさんのお母さんでない限り、その学校のPTA会員として活動できる期間は、そんなに長くないはずです。

なのに、こんな昭和のにおいの残るような悪しき習慣を残そうとするお母さんというのは、どういう意図を持ってやっているのでしょうか。
誰だって、ボランティアでやる仕事が重労働であることを望むわけはないのに。

仕事や介護をされている保護者も無理なくできる活動にする。
事情があって活動を休んでも受け入れ、その他の役員でフォローする。
1年に数日だけの活動となると、名前だけの役員になってしまうこともあり得ます。それも、仕方のないことと思います。

ちょっと、ネガティブな表現になってしまったでしょうか。
助け合って活動をより楽に、よくしようとしてくれている人たちに出会いますから、そんな流れが大きくなれば、という思いです。

さらにつづきます。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

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