心理療法・カウンセリング

ディズニー映画『アナと雪の女王』にみる 心の変化と心理療法 

アナ雪 オラフ

「アナ雪 」

ディズニー映画、なかなか面白いですね。

 最近は実写版も増えて、「アラジン」などもありましたけれどね。

 2013年のディズニー映画であり、日本では「アナ雪」という名称でも知られている『アナと雪の女王』、はやりましたよね。見られた方も多かったのではないかと思います。私も、子供が飽きるほど繰り返してみていたので、何回か見ましたね。

 魔法が使えるお姫様が両親の死の後、妹との距離に悩み、女王として戴冠式に臨み封印しようとしていた魔法が出てしまい、人里から離れ、我慢しないでいられる自由を感じ、その後に自分の妹の危機に際して自分一人の自由な世界から出て、人たちと関わる世界に戻り、妹との関係を「真実の愛」というキーワードを支えに取り戻していく、というような話でしたよね。(長くてすみません。)

 過去にお会いしていたクライエントさんも、ライオンキングにはまっていたり、アラジンを楽しんだり、いろいろと耳にすることも多いので、映画は私たちに様々な世界を感じさせてくれるものですね。

心の変化をみる カウンセリングとアナ雪

 実は私は、この映画を見たとき、カウンセリング・心理療法と似ているなぁと思ったのです。

 苦しみの中で苦しみを抑え込もうと必死になっている時期、その苦しみが爆発してしまった時期、苦しみから離れ自分の気持ちのままに自由にいられるが人との関係は深まりにくい時期、そして改めて自分の人との関係を作り直して我慢せずに楽に人と関わっていけるようににある時期、その後…、というように苦しみとのかかわり方が変化していっているのだなぁと思ったのです。

 松たか子が歌った「let it go」は、「ありのままで」という邦題で本当に当時はどこでも耳にしました。

 抑え込んだところのない自由な気持ちのままで、ということでしたよね。この「ありのままで」は、私には上述のようにプロセスであると捉えていたため、痛々しく聞こえていたのですが、最後には「真実の愛」に目覚めて凍ってしまった妹を融かすことができてほっとしたものです。

人、について

 人は、もう少し大きな言い方をすると、哺乳類は、その新しい神経系として腹側迷走神経が機能するようになったため、唯我独尊ではありませんが、一人で私がよいから、他の人とは関わらないではなく、人や他の生物と関わることで穏やかになれるのです。

 エルサ、雪の女王ですが、エルサもやはり最後は妹、そして周りの人たちとの関係を再構築していきました。

 ディズニーの映画ですから、皆と仲良く、なんて理想的な形が描かれています。人は生きている中で、どうしても仲良くできない人もいるかと思います。皆とではなく、この人だけでも、でもいいので、繋がりを育んでいきたいですね。

 ホームページもご覧ください。

玉井心理研究室ホームページをご覧ください

玉井心理研究室では、臨床心理士・公認心理師の玉井仁が個人・家族への心理カウンセリング、組織・団体へのメンタルへルス・コンサルタントとしての研修や各種支援を提供しています。

トラウマや過去の経験にまつわる心の傷、頑張り過ぎや諦めから心を開いて人と関わりにくくなってしまうこと、精神的な疾患での苦しみ、対人関係の苦しみなど、様々な方たちや組織と関わらせてもらってきた経験から、支援や情報を提供しています。

ホームページでは、トラウマについて、感情の調整の問題について、認知行動療法といったトピックについての説明を含め、様々な領域でどのような現状があるのかなど、情報を整理して提供もしています。

是非ご覧いただき、感心がある方はお気軽にお問い合わせください。

右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

玉心理研究室のHP