スタッフ

被災を憂い、回復を祈念する

日本では次々と自然災害が起こって、胸が痛みますね…。かくいう私も、阪神淡路大震災では神戸で被災しましたし、東日本大震災では直接の被災ではありませんでしたが、計画停電、食糧不足、放射線問題などで影響を受けました。

 私の場合、東日本大震災ではもちろん自宅も家族も無事でしたし、阪神淡路大震災でも無事でした。ただ、阪神淡路大震災では、スーパーの食料品、日用品は無くなるし、電車の線路は分断され、通学がままならなくなりました。

 ガスは1か月間切れてしまい、お風呂は銭湯や友人宅に入りに行きましたが、寒い冬に外のお風呂に入りに行くのはやはり大変でした。東日本大震災での計画停電では、末っ子がまだ乳児だったので、夜での停電は辛いものがありましたし、放射線の影響は、目に見えないだけに不安でした。

 でも私のそんな被災体験は、実際に自宅や家族を失った方から見ると、全然大したことはありません。そんなの、被災って言わないと言われてしまうかもしれません。

 台風15号による千葉での被害も、東日本大震災で津波に襲われた方からしたら、大したことないと思う方もいるかもしれません。でも逆に、自宅が何とか無事でも、いつまでたっても電気が戻らない状況は、精神的に大震災よりきついと思う方もいるでしょう。

 ひとくくりに災害といっても、被害は人それぞれ、またそれを辛く思う気持ちも人それぞれなんだな、と、今回の台風では実感しました。

 東日本での計画停電はつらかったけど、数時間で電気が戻ると分かっていただけに、今回の千葉の停電ほどはつらくなかったんだと今は思えます。阪神ではガスが止まってしまったけど、全国からの救援物資で卓上コンロがたくさん届き、お鍋で少しずつお湯を沸かしてお風呂に入れたのはありがたい思い出です。

 ただ災害が、多くの方の心を傷付けるのは確かです。災害が起こってすぐは気を張っていて感じなくても、非日常な生活が続くことで疲れがたまり、些細なことでイライラしたり涙が出たりしたものです。

 全国の方が温かい支援を送り、被災地の方々が少しでも早く元気を取り戻されることを日々祈りたいと思います。

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玉井心理研究室では、臨床心理士・公認心理師の玉井仁が個人・家族への心理カウンセリング、組織・団体へのメンタルへルス・コンサルタントとしての研修や各種支援を提供しています。

トラウマや過去の経験にまつわる心の傷、頑張り過ぎや諦めから心を開いて人と関わりにくくなってしまうこと、精神的な疾患での苦しみ、対人関係の苦しみなど、様々な方たちや組織と関わらせてもらってきた経験から、支援や情報を提供しています。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

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