心理雑感

心が温まることを探し、大切にする

 心のエネルギーが貯まるような体験、心が満たされる時間、心が温まるひと時、どのように持てているでしょうか。

 仕事や勉強、人と話したり映画を観たり、私たちはいろいろな行動をしています。その行動の多くは、エネルギーを使うものです。一日働いて、疲れて夜は寝る。そして回復して翌日も頑張れる。それが日常の人も多いでしょう。

 それでも時々、心に特別なエネルギーを届けたい、そんな感覚になるかもしれません。

 先日、疲れて電車で座っていました。隣に赤ちゃんを抱いた女性がすわったのをなんとなく認識しながら、本を読んでいました。その女性が、バシッ、バシッと私の腕をはたくように動かすので、少しイラッとして見たら、その女性は「すみません」というように赤ちゃんを動かしたんです。私を叩いていたのは、赤ちゃんでした。とてもかわいい赤ちゃんでした。

 赤ちゃんは、不思議な力を持っています。一瞬で私の気持ちは温まり、赤ちゃんに笑いかけていました。完全にスルーされましたが…。

 人により、何が自分の心を温めるかどうかは異なります。私は赤ちゃんの例を出しましたが、離婚して赤ちゃんと別れたばかりの方は、赤ちゃんや子供を見ると苦しい、と語っていました。

 生きるか死ぬかの興奮も生きている実感を感じさせ、今の自分をより濃密に感じられるようになります。 ただ、『死ぬことと見つけたり』(隆慶一郎著)でもありませんから、心のエネルギーが貯まるような体験、心が満たされる時間、心が温まるひと時、 そんな時間を大切に送ろうと過ごしたいものですね。

 あなたにとってのそんな時間、教えて下さい。

玉井心理研究室ホームページをご覧ください

玉井心理研究室では、臨床心理士・公認心理師の玉井仁が個人・家族への心理カウンセリング、組織・団体へのメンタルへルス・コンサルタントとしての研修や各種支援を提供しています。

トラウマや過去の経験にまつわる心の傷、頑張り過ぎや諦めから心を開いて人と関わりにくくなってしまうこと、精神的な疾患での苦しみ、対人関係の苦しみなど、様々な方たちや組織と関わらせてもらってきた経験から、支援や情報を提供しています。

ホームページでは、トラウマについて、感情の調整の問題について、認知行動療法といったトピックについての説明を含め、様々な領域でどのような現状があるのかなど、情報を整理して提供もしています。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

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