『邂逅の森』 おススメ!!
玉井心理研究室代表 玉井仁です
今回は、年末年始をまたぎ、偶然に(必然?)面白い小説に出会ったので、簡単ではありますが紹介させていただきます
作家:熊谷達也さんの著書『邂逅の森』です。
大正末期頃にマタギの村に生まれた男性の物語です。その男性が、マタギとなったのに身分違いの女性と関係を持ち、地元を追われ、炭鉱など(その時代の雰囲気を感じさせてくれます)に追われ、そこからまた縁が広がり、別の村で12歳で身売りされた薄幸の女性に支えられて生きていく物語でした。
本当に読みごたえがありました。
熊谷さんは、マタギ3部作とも言われているようですね。
ネット検索をしてみると、主人公には実在した秋田県阿仁町比立内出身のマタギ・松橋富松をモデルにしているようです。
私たちが知らない時代の人の生き様、その時代で「逃げている」と自分を振り返りつつ一生懸命生きているマタギの男性、その男性を支える2人の女性のしたたかさと強さ、人間を感じさせてもらいました。
出会い
この本との出会いは、本当に偶然で、普段より利用している図書館で、偶然手に取った本でした。
図書館は、本当に有益です。
手に取って初めて直木賞と山本周五郎賞を同時受賞したことを知り、恥ずかしながら知らなかったので、これは読んでみようと思って読み進めてみると、あれまぁと思うほどに惹きつけられました。
読後感がよかったので、ここに書いている次第でもあります。
最後は、主人公の男性は、山の神とされる熊との戦いで、力尽きたように思われます。
それでも、圧倒的に理不尽な体験、時代に翻弄されてきた体験を持つ方など、多くの方によいのではと思い、紹介させていただきます。
長編なので、少し読むのにエネルギーがいるかもしれませんが…
豊かな感情
良い感情が「良い」だけではなく、不快に感じる感情も「良い」のだと思うように感じられています。不快さは、変わりませんけどね…(笑)
様々な感情を、豊かに安定して感じるのは、難しいことです。しかし、支援者はそれを成し遂げてその橋渡しを出来るとよいのかな、と思っています。
そして、多くの人が様々な感情を豊かに、かつ現実的に感じて、この世界で安定して生きる術を見つけられることを心より祈念しています。
玉井心理研究室が提供する心理支援
玉井心理研究室では,認知行動療法やイメージワークを用いて,トラウマから精神疾患,対人関係など広く心理療法を提供しております。
また,個人のみならず,組織における人事・メンタルヘルスコンサルタントとしてもお手伝いをしております。