サマタ 瞑想
マインドフルネスが注目されており、ヨガと合わせて瞑想に励む人もおられるかもしれません。
認知行動療法でも、マインドフルネス認知療法なども開発されていますしね。
今回は、新年ですので心新たに、心の洗濯だなぁと感じる、瞑想について書いてみます。
まずは、 サマタ 瞑想です。
サマタ瞑想は、止行とも言われ、心を特定の対象に結びつけて集中力を養う方法です。呼吸に集中する、ヨガなどの身体の特定の部位に集中するなどがそれにあたります。
人の頭の中では、思考があふれる水のように尽きないものです。
その思考から離れる学びにより、囚われから自由になるのです。
ヴィッパサナー瞑想
次には、ヴィッパッサナー瞑想です。
ヴィッパッサナー瞑想は、今の瞬間への気づきを大切にしていて、観行というように、サマタ瞑想と分けて説明する人もいるようです。
サマタ瞑想のように、何かに集中するというよりも、今の心に映っているものすべてに気づき、そのものにも評価にも囚われずに、あるがままにとらえられるようにする学びなのです。
この二つの瞑想は止観とも言われるように、組み合わせて学びを深めていくことが進められてきました。
もともとは、サマタ瞑想を先行して取り組む、ということが実践されていたようですが、現在では一般には様々なアプローチが提唱されています。
心理療法の中で実践する場合にも、クライエントさんの状態やパーソナリティによりますが、呼吸法などのサマタ瞑想を先に練習してもらうことが、取り組みやすいようですね。
玉井心理研究室のメインホームページ、ブログなどでも様々な情報や視点を紹介していますので、ご覧いただければうれしいです。
また、この一月からは、既にお伝えしているように、心理グループも始めます。関心がある方は、是非ご参加ください。わからない方は、お問い合わせください。