心理療法・カウンセリング

Q7 カウンセリングの回数や期間について

心理カウンセリングの期間,ペース,回数など

 カウンセリングを始める前に,どれぐらい通えばよいのかわからない,という質問を受けることがあります。
 どれぐらいの回数を,どれぐらいのペースで進めるとよいのか,ということを事前に知りたいという方もおられます。

 もちろん,そこで扱われるテーマにもよると思います。

 例えば,認知行動療法は,基本的な枠組みは短期的な取り組みとなっています。厚生労働省から出されている認知行動療法のマニュアルでも,16-20回とされています。もちろん,状況によっては調整してくださいと但し書きも書かれています。

 長く眠らせてきた過去の不快な体験を整理していく,というときにはもう少し長く,時間をかけて一緒に取り組みを進めることもあります。
 相談が始まったところで,そのこと自体を,話し合って決めていきます。

 実際に,元々の健康度が高い方や,このテーマだけを扱いたい,と具体的なことを扱っていく場合には,数回で相談を終え,後は必要に応じたフォローアップをするのみ,という例もあります。

 頻度は,心身の余裕がない場合には,週に一度のペースでお会いすることもありますが,そうでない場合には隔週またはもう少し開いて次の設定をすることもあります。
 ただ,相談開始時には,心理カウンセリングという取り組みに馴染むために,2回目のセッションの予約を2週間以内に取ることも多いですね。

 玉井心理研究室では、心理療法・心理カウンセリングの提供をしています。また、個人のみならず、組織や会社団体などにおける心理支援も行っております。
 現在は、Zoomやスカイプ、電話による相談も強化しております。