音楽

音楽について考える③

「ヒゲダン」を知ったきっかけ

official髭男dism、通称ヒゲダンは、もう全国的に人気のバンドですが、私が知ったのはつい最近です。
映画の主題歌になった「Pretender」が大ヒットして、あちこちで流れていたのを聞いたことはありましたが、「いい曲だな、優しい歌声だな」と思いはしたものの、曲名も知らなかったし、誰が歌っているかも知りませんでした。

それがたまたま、他の番組を予約録画していたらその番組がお休みでFNN歌謡祭が録画されていて、せっかくだから最近の歌謡曲を久々に聞いていたのです。
そうしたらヒゲダンが「Hallo」という曲を歌っているのを聞き、ビックリしてしまいました。

生放送でこの歌唱力!このクオリティ!
髭とは何の関わりも無さそうなこの可愛い男の子たちが、噂の「ヒゲダン」なのか!
「思わず忘れたよ、無傷で生きるバリアをはってたってことを」なんて、歌詞にも元気づけられる・・・。

子供たちに、「これがヒゲダン?あの『君はきれいだ』って歌ってる人?他にどんな曲があるの?」と聞いて、YouTubeで色々検索してみました。
そうしたら聞いたことある曲がたくさん、また初めて聞く曲にもいい曲がたくさんあって、これは是非CDで聞いてみたいと、早速お店に探しに行きました。

私とは違う音楽人生

ヒゲダンが出しているアルバムは2枚、もう何度も繰り返し聞きましたが、聞けば聞くほど良さが胸にしみわたります。
ほとんどの曲を、ボーカルの藤原聡さんが作詞作曲されていますが、30歳にもならない青年がこんな曲を作れて、何よりこんな良い歌詞を書けることに、本当に驚きました。
しかも藤原さんは、音楽学校などで専門教育を受けたわけでもなく、親から英才教育を受けたわけでもなく、外国で特別な教育を受けた帰国子女でもなく、地方の公立高校大学を卒業して銀行員を務めながら、その合間に好きな音楽を続けてきた、つまり、「音楽が好き」という気持ちで音楽と向き合ってきた人なのです。

子供の時にピアノを習ってはいましたが、「発表会で上手に弾けるとゲームを買ってもらえるのが嬉しかった」のがモチベーションで、その後吹奏楽部でパーカッションを始め、それが高じてバンドのドラムを始めます。そこでリズムの感覚を養います。
その後バンドを組んで作曲なども始めたりするうちに、コード進行なども覚えていったといいます。

私の音楽に欠けているもの

私はピアノが専門なので、基本的に歌詞が無い曲ばかり演奏します。なので、歌詞に対する思い入れは、薄いと思います。
あと、クラシック音楽ばかり演奏するので、楽譜は既に出来上がった曲ばかりです。なので、自分でコード進行を考えることもありません。
だから、素敵な歌詞を考えられる人、特に、日本語の美しさ、例えば韻を踏むように心地よいリズムに乗せた歌詞を考え付く人に憧れます。

また、メロディだけあって、そこに魅力的なコード進行で色を付けていける人にもとても憧れます。
コード進行次第で、メロディも台無しになったり、格段にカッコよくなったりしますから。

その両方を持っている人、しかも独学で身に着けたという藤原さんの存在は、とても衝撃的でした。

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