音楽

ウィーンで学んだ音楽②

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前回からの続きの,過去の体験談です。
音楽の世界についての話として,関心がある方には楽しんでいただければと思います。
当研究室代表の玉井は,面白い!と言ってくれたのですが…。

伴奏の勉強を目指した!

 ウィーンのサロンコンサートですっかり伴奏という分野に心を打たれ、学校で伴奏を勉強するにはどうしたらいいか色々調べてみました。
 そこで伴奏という分野の奥深さを知ることとなり、その道の険しさを思い知らされました。

 その時の私は全く知らなかったのですが、伴奏というのは大きく3つに分かれます。

オペラの伴奏、歌曲の伴奏、楽器の伴奏です。

オペラ伴奏:譜面は簡単そうだけど

 オペラの伴奏は、本来はオーケストラでやるわけですが、練習の時や、オペラの中の挿入歌である「アリア」だけをコンサート等で歌うときに、わざわざオーケストラで伴奏してもらうわけにはいかないので、そのオーケストラ部分をピアノ用に書き換えたものを弾きます。
 あくまでオーケストラの代役なので、歌手に合わせてテンポを変えたりするのは良くないピアニストと見なされます。
 その代わり、優れたオペラ伴奏者は、ピアノでオーケストラの音色を奏でることができ、もっと極めると、各楽器の音もピアノで再現できたりもします。
しかも、オーケストラのスコアからピアノ譜に書き換えることもできるピアニストもいるとか…。すごい…。

歌曲伴奏:ピアニスト冥利に尽きる美しい曲が多いけど

 歌曲の伴奏は、作曲家が歌に合わせてピアノ部分も作曲されているもので、二つ合わせて一つの芸術作品となります。
 歌の歌詞の背景としてピアノの役割は大きく、歌手からの要求も細かく、難しいものになります。
 私の経験としては、「ここは緑色の音で弾いて」「小川のせせらぎの音を表現して」「恐怖に怯える様子が伝わるようにして」など、それなりに想像力を働かせて、要求された音を出せるように頑張っても、果たしてそれが達成できているかの確証が持てないものが多かったです。
 技術的にも、ピアノソロ曲と遜色ないほど難しい曲も多くなります。

楽器伴奏

 私にとってはやっぱり楽器伴奏が一番楽しかったです。

 楽器伴奏ですが、これは基本的に伴奏というよりは「共演」です。
 二つ以上の楽器で共演する、「室内楽」という分野となり、例えばバイオリンと一緒に演奏する場合、バイオリンがソリスト(主役)、ピアノが伴奏(脇役)という位置付けではなく、「二重奏」となります。
 これにチェロが加わると「ピアノ三重奏」、ビオラが加わると「ピアノ四重奏」となります。
 やはりこちらも技術的にはソロ並みの難しさですが、歌と合わせるのと比べると繊細さはそれほど求められないので、ダイナミックに演奏できる楽しさがあります。

伴奏者に求められること

 ソロとは違ってどの伴奏分野でも求められるのは、まず初見力です。
初めて見た楽譜をすぐ弾けなければなりません。
 そして、すごい人は、その楽譜の調性がが歌手にとって高すぎたり低すぎたりすると、その場で調性を変えて弾くこともできるらしい…すごい…。

 ヨーロッパではこのいわゆる「伴奏者」を「コレペティ」と言って一定の価値を置き、特に声楽家は、歌の先生にレッスンしてもらう前にコレペティに聞いてもらうのが常識になっています。
 そこで音程や歌詞の正しさを見てもらい、オペラのアリアならそのオペラのストーリーや、その曲が歌われる場面、役どころの心情などもコレペティから教えてもらいます。
 つまり、歌手よりピアニストの方が、その曲に精通していなければなりません。
 逆を言えば、歌手は意外と楽譜を読めない人も多く、コレペティに直してもらわなければ正しく歌えないという説もあります。

 大学で伴奏を専門に勉強しようと思ったら、自分が専門としたい分野を決めなければなりません。
 そして、初見力などもある程度無ければ合格することができません。
 ウィーン国立音楽大学にいたっては、ソロ課程で学位を取得してからでないと伴奏分野の入試さえ受けられないとのこと。
 ウィーン市立音楽大学には一応学位の課程から伴奏を勉強できるコースがありましたが、かなり狭き門です。
何よりほとんど伴奏の知識も経験もなく、もちろん初見力も転調力も無い私。
どうしたものか,随分と戸惑ったものでした。

つづく。

 苦難にチャレンジすること,結果が出ても出なくても,積極的かつ適切に取り組むことは,人生を豊かにすると玉井は言っています。
 心理療法に訪れる人は,苦難の渦中にあることが多く,その苦難から逃げようがなくて何とかしようと訪れる人も少なくありません。
 その中で,適切な支援を得ながら課題の対処を身につけ,更にはその意味を探っていけると,必ず大いなる豊かさにつながります。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

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