マインドフルネス

呼吸を意識すると気持ち悪くなることへの対応

呼吸法・マインドフルネス

 ゆっくりとした呼吸は、自律神経を落ち着かせてくれます。特に、吐く息は副交感神経を優位にしますので、落ち着きが増します。

 ただ、ゆっくり息を吸って、ゆっくり長ーく吐いていく、そんな呼吸を感じようとすると気持ち悪くなるという人がぽつぽついますね。

 しっかり吸うことで、過呼吸気味になる人もいるでしょうし、内臓感覚に意識を向けることで気持ち悪くなる人もいるのでしょう。

 まず息を体から出してしまいましょう。
 そして、十分に息を吸い、吸いきったところで少し止める。体が息を吐きだしたくなる感覚を感じられると思います。
 それを意識してから、体の求めに応じて丁寧に息を吐いていく。
 吐ききったところで、すぐに吸わずに少し止める。
 体が酸素を求めるのを感じて(苦しくなるまで我慢する必要はない)、ゆっくりと吐いていく。

 体の要求をしっかりと感じて、それに合わせて息をしていくとよいですね。

 呼吸法は、リラクセーションにとても役立ちます。
 そして、マインドフルネスに取り組まれる方たちも、様々な瞑想法でも呼吸はうまく活用したいものですね。

 呼吸は、放っておいても自分のペースで進みます。
 ときどき、知らずに緊張していると、呼吸がすごく浅くなります。
 定期的に、深い呼吸を体で感じたいですね。

 呼吸をただ数える、それも一つでしょう。

 しっかりと勉強したい人には、『呼吸による癒し』(ラリー・ロゼンバーグ著)をお勧めしたいですね。

 呼吸について仲間と話していたので、今日はそんなことを書いてみました。
 呼吸は、様々なアプローチがあります。
 一時期、関心を持って取り組んでいた呼吸法に、“密息”がありました。
 骨盤を倒して、横隔膜の上下を最大にする、尺八演奏家の中村明一が再発見した呼吸法ですね。

 呼吸をじっくりと感じる時間を一日に2分だけでも持つ、自分のことを感じやすくなりますね。
 すると、様々な感情への対処がうまくなります。

 丁寧に、続けてみていただきたいですね。

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右の画像、どこにあるか見つけられるでしょうか(笑)

下のボタンをクリックして頂いたホームページの中にあるのですが、見つけられたらすごい!

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