人という動物は、感情などが適切に分化している人に育てられることで、人になっていくのです。
対人関係・境界線
人という動物は、感情などが適切に分化している人に育てられることで、人になっていくのです。
人を想うこと、祈ることには、うっすらですが自他に影響を与えます。そんなうっすらとした感覚を感じられるようになりたいですね。
宗教って、人にとってどのようなものなのか、考えています。古くからあるものですから。そんな専門的な話ではないのですが、ある心理士の頭の中に浮かんだちょっとした考えです。
相手にあげたプレゼントを、喜んでくれていない様子がみられたら、どんな気持ちになるでしょうか。プレゼントを喜んで受け取るのも大切な関係づくりです。喜びのよい循環を拡げたいですね。
知らない人に対して警戒し、不安に感じるのは自然なことです。そこで相手に関心を持ち、言葉をほめることで、良い関係を作っていこうとするのです。
断られることで終わることもあれば、始まることもあります。断られることを否定されると感じることもありますし、怒りを覚えることもあるかもしれません。心の余裕を育む一歩をすすめたいですね。
お願いされると、断わるのができない、という人もいることでしょう。断る、つまりNoを言うのはコミュニケーションのスキルです。少しずつ、その練習を進めていきましょう。
相手と良い関係を持てるようになるためには、適度な距離があった方がよいのです。相手があまりにも近くにいると、その相手が何を感じて何を求めているのか、分かりにくくなります。自分についても同様です。
家族療法家のS.ミニューチンは自他の境界線について、3つの線を示して対人関係のパターンを示しました。これは、対人関係における距離の作り方と繋がっているのです。自分の境界線についても考えてみましょう。