認知行動療法

本当にエスパーになれるのか?「読心術」 心のクセ③

認知行動療法 玉井の著書

 「あの人は私のことを〇〇って思っているに違いない」「失敗した。みんな私のことを“ダメなヤツ”って思っているよな」「ラインが既読スルー、やっぱり嫌われたか」

 かつてのソビエトでは、超能力を発揮する人を集めてその訓練をしていたとか云々…。

 人の考えを読む、これもやはり超能力では…。かつて、この「心の読みすぎ」別の言い方では「読心術」に励んでいる人に、「エスパーになりたいの?」と質問したことがある。失礼な話ですねぇ(笑)。

 しかし、エスパーならば現実・事実を土台にしないとね。ものが動いたつもり、ではダメだから、ものを実際に動かさないと。事実が確認できるまで、保留にしておくことが難しいらしい。結果として、〇○に違いないと考えて、そんな気持ちになって、苦しくなって、その思い込みはますます強くなり、離れられなくなって落ち込んだり怒ったり…。

 このクセは、本当に苦しく眠れぬ夜をたぐり寄せる。このクセなんてないほうがよいのだろうか、と聞くと、「いりません。が…、いいのかな」という答え。この読心術、もし全くなければ人の気持ちを気にしない人になってしまい、それは嫌な人になるのでは…。そうなんです。人の気持ちを想像する能力は、社会行動を進めるに際してとても重要な役目を果たしているのです。

 想像が止まらない時には、現実的な可能性を検討するのです。脳を使うのであれば、有益に使えるようになりたいですよね。

 皆さんの体験談、克服体験も共有頂ければ嬉しいです。

心が楽になり、前向きな人生を送るためのカウンセリング

カウンセリングや心理療法に行く、そこに何かハードルを感じて「占い」に足を運ぶ人もいます。

私たち心理士が行う支援はどのようなものか、皆さんに分かってもらえる努力が足りないのでしょう。

ある団体で、職員全員とお会いする機会があるときに、問題があるとかないとかに関わらず、自分の性格とストレス時の心の動きについて話し合うことがあります。気持ちを調整するための”心の筋肉”を鍛える方法を共有するためです。

ある方はおっしゃってくださいました。

「何回も相談に来ました。決して安くはなかったけど、人生が変わったので、大学に行くよりはるかに良かった」

少しはお世辞もあったかもしれないけれども、本当にその方の生き方が変わっていくのを目の前で見させて頂き、私の心も震えるぐらい感動しました。

私たちは、一生懸命にクライエントさん(面談に来られた方)の話の全てに耳を傾け、ひたすら聴き、何がおこっていて、どうすればよいのかを一緒に考えます。

ただただ、皆さんの心を整えるために、ベストを尽くそうと学び続けています。

こんなことでも良いのかな、という場合には、お問い合わせフォームからご相談ください。

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