本当にちょっとした別れだが…
家族の一部、つまり妻と子供の一人が法事で帰省していった。
数日のことだし、大したことではない。
自分も仕事がある。出張もある。
帰省のために出掛ける妻たちを、ちょうど時間があり駅まで送っていった。
駅からの帰り道、この体験をじっくりを振り返り、感じていた。
少し寂しい…それはわかっていた。
ただ、それをじっくりと感じる機会であった。
変にナルシスティックになっているのかな、仕事のことに頭を切り替えようかなといった考えも浮かんできたが、もう少し丁寧に感じ続け、考えてみることにした。
この取り組みに意味はあるのだろうか…と。
感謝
この取り組みは、感謝につながった。
相手が日々の中でどのように気を配ってくれているか、助けられているか、自分が何をしてあげられているか、お互いに話し合えたこと、話し合えないままに言葉を飲み込んでもちゃんと笑えたこと、色々な想いも重なっていく。
普段は毎朝、家を出る時に神棚に向かい、自分が送り出してもらうことが殆どなのですが、日々のことの少し数日拡大版、ということでしょう。
これの大きなことが、将来、妻が私より先に逝ったら「感謝しきれない、もっとちゃんと伝えておけばよかった」と泣きながら語るのかな、などと不謹慎なことまで浮かんでしまう。
そして、普段から小さくその気持ちを感じていると、感情が激しい私でも、妻や家族に対しても穏やかに相手が求める態度を示そうと喜びとともにできると感じた。
そして、最後の時には笑ってお別れできるといいなぁ、とも思っています。
本当に小さい場面の気持ちの動きから、人生における取組にまで広がりますね。いつも、このような作業はやり切れませんが、定期的には必要ですね。
普段の生活の中に、そのような時間を取り入れるのですね。
マインドフルネスにまで戻ってきた気がする…。
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