心理雑感

葉隠 Hagakure

本の繋ぐ縁・世界

 私は昔から本好きです。

 先日、仕事終わりに古本屋に入り、探していたものがなく、他にどんな本があるものかとふらふらと本を眺めていました。

 そこで目に入った本が、「生きる」(執行草舟著)でした。
 疲れていたのかな…。確かに疲れてはいたけど…。

 ふと手に取って、本を買うというのも珍しいのですが、買ってしまいました。
 そして著者についても少し調べてみると、なかなか独特で興味深い経歴の方。

葉隠

 この方、執行さんの紹介で、私の目を引いたのが「葉隠」に学んできた、という一文。過去の病気、小学校低学年で既に「葉隠」と出会ったとのことでした。

 「葉隠」は江戸時代中期(1716年ごろ)に書かれた書物で、肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述したものです。

 私は、随分と前のことになりましたが、最初の仕事についたときに出会った本『死ぬことと見つけたり』(隆慶一郎著)という本が好きで、その縁で「葉隠」も好きになりました。
 何度も繰り返し読みました。

 理屈ではなく、ただただ実践あるのみ、考えるのではなくただやる、そんな武士たちの姿が描かれています。

 人がいろんな気持ちになって、その気持ちを整理したりする過程で理屈を立てていくのですが、そんな理屈もいらない、気持ちも乗り越えて進むのだ、というすさまじい力強さです。

 一見、暴走にすら見えそうだけれども、信念に沿ってただ行動する、一切の理屈はつけない、言い訳も何もいらない、人の意見も気にしない、そんな姿がめちゃかっこよいですね。

 小説として、『死ぬことと見つけたり』はとても読みやすく、面白い本ですよ。

 コロナ後の不安、個別の対応も、組織への支援も行っております。

 玉井心理研究室では、心理療法・心理カウンセリングの提供をしています。
 現在は、新型コロナウィルスの拡散防止も念頭に、産業領域への支援、スカイプや電話による相談も強化しております。

 玉井心理研究室のメインホームページや、ほかのブログでもいろいろな情報を発信していますので、ご覧頂ければ嬉しいです。
 気に入った情報や文章などがありましたら、当研究室のブログからとして広げていただけたらありがたいです。

無料心理相談会開催 (人と繋がり、心の声を聴こう)

無料心理相談会 byZoom @玉井心理研究室

新型コロナウィルスの感染防止維持のために、以前から行っていた心理グループワークに代わり、
無料で誰でも参加いただけれる無料心理相談会を開催しています。

非常事態宣言が解除された後でも、外出自粛が少しずつ緩やかになっていった後でも、
社会の中で対人距離を再構築するのには、リハビリが必要です。

特に、こんな悩みが…ということではなくても、気軽に集まって自分の気持ちを言葉にしてみよう、
人の気持ちに触れて、いろんな感じ方を共有し、心のリハビリを続けよう、などと
いろんなニーズで参加いただいています。

お気軽にお申し込みください。

詳細はこちら(案内を記載した時のブログにとびます)