おてんとさんが見ているよ
昔、おばあさんが言っていた言葉。
これは、私の記憶なのか、どこかからもらってきただけの記憶なのか…わからない。
今は、「おてんとさんが見ているよ」なんて言うのでしょうか。
それでも、後ろ指をさされるようなことはしないように、人の命にかかわるようなことがあれば責任取れないんだから、気を付けるんだよ、とは言われた気がする。
「こんなことやったら、人はどう思うかな?」
そのように考えるのは、小さい頃のしつけですね。
しつけは、社会を安全に生きていくための知恵です。
自らの自制心を誇ろう
「本当はもっとやりたいけど、これ以上やると人にも迷惑かけてしまうからね…」
これは、ただ相手の顔色を見ているのではありませんよね。
顔色を見ているだけであれば、
「私は、自分がどのようにしたいのか、自分の考えがわからないんです。ただ、人が嫌な顔をしないように、それだけを気にしているんです」
となってしまいます。
自分が持つ価値観の一つに、「ほどほどにしよう」という自制心を持てていることは、誇ってよいことです。
もちろん、人に対しても、「ちょっとそれはやりすぎじゃないかな」「気を付けたほうが良いんじゃないかな」そんな自制を促す言葉かけをできる、これは勇気あることです。
自分のことを誇れないと、それは隠した方が良いことになってしまいますね。
すると、それは悪いこと、のように感じて、せっかくの健康で適切な自制心が強制的なものに感じてしまったり、人を強制させるように歪んで働いてしまいます。
自分の自制が働きにくいところをちゃんと見つめられるとよいですね。
誰もが、完ぺきではないから、ちょっと子供っぽくなってしまうところがあるんですよね。それも、愛嬌ってなぐらいで見つめられると、自分との付き合いが楽になります。
そして、人づきあいも楽になりますね。
自制心の強さ、それが混乱しているかたは、数回の心理相談でちょっと整理するのをお手伝いできますよ。
玉井心理研究室では、心理療法・心理カウンセリングの提供をしています。また、個人のみならず、組織や会社団体などにおける心理支援も行っております。
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