バスに乗り込む!!
ヨーテボリ行きのバスはさすがに大きくて立派で、屈強そうな男性運転手が2名乗っていました。
今からの長旅をこの人たちにお任せするのに、なんとなく安心感があるような。
こんな体力の要る旅、若い人しか乗ってないだろうと思いきや、意外にも年配の方の乗客もちらほら。
ヨーロッパ人のバイタリティを感じました。
聞こえてくる言葉も様変わりし、何となく意味が分かるからドイツ語か!?と思ってよく聞くと違う言語のようで、恐らく北欧の人が多く乗り込んでいて、北欧の言葉はドイツ語に似ているのだろうと思ったりしました。
バスでの時間の過ごし方
いよいよ出発。
最初は移り変わる景色にくぎ付けでしたが、しばらくすると眠気が襲ってきました。
何故かその頃とても疲れていて、いくら眠っても眠く、時々目覚めては外の景色を楽しみまた眠る…という感じで時間は過ぎていきました。
旧東ドイツの町並みはとてものどかで、廃墟のような家々が建ち並ぶ景色に驚いたり、目覚めるたびに色々な家畜の放牧風景が見えたのも興味深いものでした。
放牧されている家畜で一般的なのは牛や馬でしたが、豚やダチョウが草原を駆け回っている光景を見たときは感激しました。
2時間おきくらいに休憩を取ってくれたので、バスから降りて、サービスエリアのようなところで何か食べたり、買い物をすることもできました。
その頃はまだ通貨がユーロになっておらず、ドイツはドイツマルクでの支払でしたが、以前の旅行で残ったドイツマルクもちゃんと持参しており、ここでも大変役立ちました。
そしてバルト海に到着
しばらくバスに揺られて、ヨーロッパの夏の長い昼間もようやく暮れて暗くなった夜10時ごろ、ふと目覚めるとバスは停まっており、目の前に巨大なフェリーが見えました。
つまり海、恐らくバルト海に到着したようです。
バスごとフェリーに乗り込むため、その順番待ちで停まっている様子でした。
バスで寝れると思ったのに!
まだしばらく動きそうになかったのでまた眠りに落ち(その間にバスはフェリーに乗り込んだようです)、次の瞬間、「バスから降りて下さい!カギ閉めます!」の声で目が覚めました。
え!こんな夜中にバスから降りなきゃいけないの?どこで寝るの?と慌てつつ、必要な荷物だけを持ってバスから降り、フェリーの船室に入っていきました。
なかなか豪華な船室です。
ゆっくり眠れそうな椅子が並んでる部屋もあり、次々に席が埋まっていきます。
「予約している人しか座れないのかも…」と遠慮しているうちに、ソファは無くなってしまいました。
後で考えたら、こんな乗り合いのフェリーで予約なんてしてるわけないんだから、さっさと座ってしまえばよかったのですが。
どうしよう…何時間くらいフェリーに乗るんだろう…と思いながら、フェリー散策を始めました。
つづく。
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