産業心理

ポストコロナ対策を考え、実践する➀

高まった不安

 新型コロナウィルスの広がりによって、不安を高めた人は多いでしょう。
 それどころか、外出自粛も長引き、先が見えない不安も高まってきている人もおられるでしょう。

 ストレスの強さは、
  ①ストレスの質や程度
  ②見通しがつくかどうか
  ③以前に立てた目標にどれぐらい囚われているか
  ④物理・心理的な支援が得られるか  の4つで決まると言われます。

 コロナ対策も継続しますが、長期的になる可能性もあり、緊急対応で済ませるのではなく、長期的に腰を据えた視点や、ポストコロナ対策も必要となってきています。
 まずは、基本的な現状として大切なことから確認していきましょう。

 環境変化時のストレス対策

 様々な団体がこのコロナ対策について述べていますが、簡単にまとめます。

1: 【気づく】

 社会全体で活動の制限が要請されており、いつもと違う生活をするという大きな刺激となっています。
 生きている以上、刺激には反応するのが自然です。
 「ストレスではない」「こんなことで自分は変わらない」といった意識が強くなることもその反応です。「~のせいだ」「~が悪い」といった批判・差別が強くなる人も多いです。
 自分の反応に、気が付こうと意識することが大切です。

2: 【理解】

 不安や心配といった反応は自然なことです。言い訳もごまかしも不要です。
 時間と共に落ち着いていきます。
「先が見えない」ことで不安が増し、マスコミも含め何かのせいにする、動きが加速しがちです。

3:【受容】

 変化に対応するにはエネルギーがいります。食事や睡眠を適切に維持しましょう。
 気持ちや状態の変化は、波のように一定しません。
 安心できる人と一緒にいる、連絡を取り、「受け入れられている」「理解されている」感覚は言所を受け入れるのに役立ちます。
 子供や普段より精神的に不安定になりやすい人など、丁寧に支えあい、オンラインなども利用して工夫して繋がりを大切にしてください。

 コロナ不安、今後についての不安などでも、相談をお受けしています。

 玉井心理研究室では、心理療法・心理カウンセリングの提供をしています。
 現在は、新型コロナウィルスの拡散防止も念頭に、スカイプや電話による相談も強化しております。

 玉井心理研究室のメインホームページや、ほかのブログでもいろいろな情報を発信していますので、ご覧頂ければ嬉しいです。
 気に入った情報や文章などがありましたら、当研究室のブログからとして広げていただけたらありがたいです。

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