心理療法・カウンセリング

バトル・フィールドから離脱する

グループ開催しました

 1月14日土曜日夜,予定通りにオンラインのグループが実施されました。

 少人数ではありますが,親子関係(「血の呪い」とも言われていました),距離感,感情の言葉について,ポリヴェーガル理論など,皆さんの様々な想いや考えについて,有益な話し合いができました。

 血の呪いは,それに囚われること自体が離れられていないので,「呪いは解けた」とお祓いに行こう,という冗談もありました。

勝ち負け

 あの人に負けたくない,という思いがありますね。

 一方,あんな人にはなりたくない,なったら負けだ,という姿勢もありますね。

 あの人,という対象と勝ち負けを競ってしまうこと,つまりその戦いの場(つまり,「バトル・フィールド」参加者の言葉より)から離脱し,自分の仲間がいる場所に行くことは大切だよね,という話がありました。

 かつては,泣くことは負けることだと思っていたけれども,安心する仲間の前で泣けるようになったという話がありました。仲間に心を開くことは,心の傷を癒すことに繋がり,心の健康を取り戻す一助になりますね。

 バトル・フィールドから離れて,安全な場にいること,自分にとって危険な人とは活動場所もすみ分けることが必要ですね。
 心理的な棲み分けが適切にできると,心理的な距離を置いておくことができます。
 心理的な棲み分けができないときに,その練習としてまずは物理的な距離を置くこともしばしばありますね。その中で,相手のことを考えすぎない,つまり心理的に距離を置いて,自分にとって有益なものに触れていくことは大切ですね。

 それは,負けたから逃げたのではありません!

 救いのない,仁義なき戦いをやめたのです。

 これも,グループで話していたことの一部のご紹介です。

新刊のご紹介

 今,新しい書籍『「7つの感情」知るだけで楽になる』の出版に向けて,最終コーナーに近づいてきています。

 ネガティブに感じやすい7つの感情を理解する,そしてうまく付き合う,そんなことを丁寧に紐解いて解説したものです。また,ご案内しますね。
 皆さんと,本を通していろいろと考えて頂き,様々なコメントを頂ければ嬉しいです。

 

コロナ対策を行っている心理相談室 玉井心理研究室

 玉井心理研究室では、心理療法・心理カウンセリングの提供をしています。また、個人のみならず、組織や会社団体などにおける心理支援も行っております。
 現在は、コロナ対策としてZoomやスカイプ、電話による相談も強化しております。