カウンセリングのきっかけ
自分の問題ではなく,家族の誰かが困っているから,一緒にカウンセリングに連れてきた,ということは時折見かけることです。
また,家族の問題で被害を被っているから,一緒にカウンセリングを受けて,その関係を適切なものにしたい,ということで連れ立って夫婦やパートナーがカウンセリングを求めてくるのもよくあります。
その様な場面では,相談室に全員が入って,それぞれの話しを聴きながら,問題を明らかにしていくということもしばしばあります。
玉井のところにも,家族間,特に夫婦関係のこじれが強くて,何とかしてほしいということで相談に来る人が少なくありません。
モラハラ,DV,虐待,不倫,意見の一致がみられずバトルになる,などその主張は様々です。
子どものことで,相談に来る人もいます。
当事者である子どもがいないと,などとは言っていられないのですから,親御さんの話を聞きながら,出来ることを進めていくのです。
家族カウンセリング
玉井が以前所属しており,相談室長を務めていた家族機能研究所(IFF:Institute for Family Functioning)では,まさにそのような事例がひっきりなしに持ち込まれていました。
もともと,家族療法に関心があり,その訓練を受け始めていたのですが,必要に迫られて認知行動療法の訓練を受けることになり,そのまま時間が経ってしまいした。
ただ,家族というテーマは,認知行動療法でも扱っていますし,家族療法から得られた知見はとても臨床的に役立つ部分が多かったのも事実です。
カウンセラーによっては,複数人の人とは同時にはお会いしません,という方もおられます。
それは,カウンセラーのよって立つアプローチと,身に着けてきた訓練の成果を最大に発揮できる状況を維持するためでしょう。
家族など,複数名でのカウンセリングの希望がある場合には,事前に問い合わせてみることは良いことです。
わからないこと,疑問に感じたことは率直に聴いてよいのです。
玉井心理研究室では、心理療法・心理カウンセリングの提供をしています。また、個人のみならず、組織や会社団体などにおける心理支援も行っております。
現在は、Zoomやスカイプ、電話による相談も強化しております。