認知行動療法とイメージ書き直し(Imagery Rescripting)
精神療法,ま,これは心理療法と読み替えてもよいのですが,「精神療法」という専門の雑誌があります。これは,学会誌ではないので,どこでも購入ができるものです。
そこに投稿していた論文が,ようやく掲載となりました。
少し山道が進んだ,というところですね。
幾つかあちこちに論文を投稿していたものの,なかなか査読が通らずうつうつとしていたものですから,ホッとしたとともに,嬉しいものです。
日本認知療法・認知行動療法学会の学会誌では,少しスコープが異なるということで載せてもらえず,投稿先を迷ったのですが,なかなか良い着地点を見つけられました。
認知行動療法の持つ構造・枠組みとイメージ書き直しの関係についての検討
これが論文タイトルです。
イメージ書き直しという認知行動療法の中で注目されつつある技法があります。
それは,私が勧めているインナーチャイルドの研究と似ていて,過去の体験にイメージとして接近し,介入を進めていくというものです。
認知行動療法では,どうしても操作的で分かりやすい説明が求められるのですが,イメージの変化ということについては,説明しているようでできていないところがあり,イメージ療法における検討を合わせることで,変化機序が明らかになる,ということを書いたものです。
関心がある方は,手に取ってみてください。
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