学術研究の取り組み
過去にここでも書いたことがありますが,現在,博士論文を書いています。
大学などのアカデミックな環境にはいない中で,研究論文をいくつか書いてきて,それらをまとめて,更にそれを博士論文としてまとめていく作業です。
博士論文の条件を満たす査読論文の数はあるのですが,更にあと4つ,投稿論文を作成中です。わざわざいばらの道を進んでいるような気がしますが…。
博論の研究指導は,京都大から放送大学に移られた先生にお願いしているのですが,「玉井さんは書くのが早いねぇ,エネルギッシュだね」と言われます。
でも,違うんですよね。書きながら,考えているので,書いていかないと,頭の整理も進まないんですよね。
頭のいい人で,「書く内容が決まったら,後は書くだけでしょ」と言っているのを聞いたことがあります。
「そうなんだ」と思って,書く内容を決めて,論文を書き始めていったのですが,途中でどんどん書いていった内容に刺激を受けて,入れ込みたい内容も広がっていき,「そんなにすっきりいかんなぁ。」と思ったことがあります。
モーツァルトとベートーヴェン
音楽に造詣の深いつれ合いとそんな話をしていると,「モーツァルトは,頭の中に浮かんだ音楽を書き下ろしただけっていうからね」ふーん,やはり…。「でも,ベートーヴェンは,何回も書き直したり,そんなにストレートにはいかなかった人らしいよね」とのこと。
そうか,私はベートーヴェンのタイプなんだ。
手を動かして書いてみて,書いている中で色々と浮かんできて,それを書き加えていくと全体を整えるの二又あちらこちら調整していって,そんないろんなものが少しずつ整理されていくのです。
人の能力,脳みその使い方って,本当に様々ですね。
自分に合ったやり方,それを「よしとする」ことは大切ですね。
私も,モーツァルトになれないのは馬鹿だからか,と思ってしまいそうでしたから…(笑)
今日は,そんなちょっとしたお話でした。
玉井心理研究室では、心理療法・心理カウンセリングの提供をしています。また、個人のみならず、組織や会社団体などにおける心理支援も行っております。
現在は、Zoomやスカイプ、電話による相談も強化しております。