心に残った歌詞
ここで僭越ながら、ヒゲダンの曲で、私の心に残った歌詞の一節をご紹介したいと思います。
①「たがいちがいに歩き出した僕の両足は どんな未来のアスファルト踏み締めていくんだろう? 靴底を擦り減らして ドアの向こう側 まだ遠くて 不確かで ぼやけてる理想像も 追い越すような軌跡を描いてみせるよ そして遥か先をゆく どっかの僕が迷わないように まばゆい光放ってみせるよ いつかきっと」(『パラボラ』より)
この曲を初めて聞いたのは、ちょうど高校受験真っただ中の娘の、塾の冬期講習の送迎をする車の中でした。娘は、どうしても行きたい高校があり、でも成績がギリギリで、どうしても諦めたくないと、本当に一生懸命勉強していました。思うように点数が取れないと、不安で涙も流しながら、ずっと机に向かっていました。
そんな姿を見て、親としてできることは、元気が出る食事を作ったり、勉強部屋を暖かくしたり、塾の送迎をしたりするくらいで、この努力が実を結ぶといいなあと傍で願い続けるしかありませんでした。
果たして春になったら、どの高校に行くんだろう?この子にはどんな未来が待っているんだろう?どこの高校になっても、今とは違う環境の中、この子ならしっかりと未来のアスファルトを踏みしめて進んで行くんだろう。靴底をすり減らして前に進み続けるんだろう。
この曲を聞いた時、そんな娘の姿が思い浮かんで涙が溢れ、前が見えなくなって運転が危なくなりました。
子どもは強いかも
②「 暗い部屋に鳴り響いた 誰かの鼻歌 声ですぐに分かったよ ずっとここに居たんだろう?」(『パラボラ』より)
またまた娘の受験にリンクします。娘が一人部屋にこもって遅くまで勉強していて、疲れてないかな?寒くないかな?と、何となく心配していると、勉強部屋から鼻歌が聞こえて来たことが何度かありました。ああ、案外元気に、楽しく勉強しているのかな?と、少し安心したひと時を思い出す一節です。
③「鉄格子みたいな街を抜け出す事に決めたよ 今 それを引き留める言葉も 気持ちだけ受け取るよ どうも有難う 失うものや 諦めるものは 確かにどれも輝いて見えるけど 秤にかけた 自分で選んだ 悔やむ権利も捨て去ってた 人格者ではなく 成功者でもなく いつでも今を誇れる人で在りたい そんな希望抱き 未来図を描き 手放さず生きていたいだけ」(『Laughter』より)
Laughterは大好きな曲の一つで、全体的に歌詞にグッとくるのですが、その中の抜粋です。今の状況から一歩踏み出す勇気、自分を信じる大切さを教えてくれるような気がします。
また書かせていただきます。
読んで頂いた方,ありがとうございました。
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