2020年10月1日
実は、この文章を書いているのは先週なので、このブログを読んでくれている皆さんは、ちょっと古いニュースを思い出されることでしょう。
10月1日に東証、これは東京証券取引所のことで、日本最大かつ世界の3大取引所と言われる、証券の取引所なんですね。
※株式会社日本取引所グループが運営する子会社であり、「東京証券取引所(東証)」では、株式市場を開設・運営しており、大企業を中心とする「1部上場」、中堅企業を中心とする「2部上場」、新興企業を中心とする「マザーズ」の3つに分類されている。なお、その他にも外国株をはじめ、社債・国債といった債券、先物など、様々な金融商品を取り扱っている。
また、市場全体の株価の動向を表す指標であるTOPIX(東証株価指数)をはじめとする様々な株価指数についても、「東京証券取引所(東証)」から発表されている。国家や企業、投資家にとってより有益な指標を開発するといった取り組みも行われている。
そこが一日停止してしまった。きっと、かなり大きなことなんだろうな。
反省すると人は変わるのか
この原因は知らないので、そのことについては述べない。
私が書きたいのは、人は変わるのだろうか、ということです。
答えから先に言うと、人は変わります。
ただ、今回の障害に対して再発防止を誓って頭を下げていた社長さんたちが、本当に変わり、社内におけるメッセージが徐々に変化していき、組織自体が変化していくのだろうか。
ミスはあるから、ミスが生じることで「変わっていない」とは思いません。
変わるとは、その受け止め方が変わり、行動が変わるのです。
心理カウンセリングで、過去からの苦しい経験に影響されてきて、自他を傷つけてきてしまっていた人が、過去から解放され、自他に対して優しくなれるのです。
その人の性格傾向は残っていても、その存在の在り方は全く異なります。
これは、近くにいる人は「わかる」のです。
そのためには、深く、丁寧に自分を見つめ、感じていく必要があります。
心の戻っていく場所を変えていくために、時間もかかることが少なくありません。
人は感情の動物
一つの強く刺激的な出来事は、強い感情体験となりますから、今回のような障害でショックを受け、問題意識や危機感を強く持った人たちは、大きく変わるかもしれません。
ただ、その変化は強烈で、妥協がなく、硬く頑固です。
この変化が必要なこともあるでしょうが、しばらくすると、落ち着いて一定の柔軟さの中に、今回の危機から学んだことがしっかりと根付けばよいのですが、多くの場合、喉元過ぎれば熱さを忘れる、となるのです。
根付くには、時間がかかります。
心を訪れるものから学ぶ
人は、何事からも学べます。
しっかりと意識を高め、自分に油断なく、かつ柔軟に進むといいですね。
自分の心を見つめたい方、様々な感情を持て余したり、その結果としてうまくいかないことがある方たちのお話に耳を傾け、一緒に考え、取り組みを実践していくのが私の生業です。
その様な方からの連絡も、嬉しいものです。
お待ちしています。
あれ、宣伝みたいになってしまった。
この文章を書こうと思ったのは、10月2日の新聞を見たとき、株式市場のページが一面「-」となっていて、びっくりした、そんな感情体験に突き動かされたからでした。