本の繋ぐ縁・世界
私は昔から本好きです。
先日、仕事終わりに古本屋に入り、探していたものがなく、他にどんな本があるものかとふらふらと本を眺めていました。
そこで目に入った本が、「生きる」(執行草舟著)でした。
疲れていたのかな…。確かに疲れてはいたけど…。
ふと手に取って、本を買うというのも珍しいのですが、買ってしまいました。
そして著者についても少し調べてみると、なかなか独特で興味深い経歴の方。
葉隠
この方、執行さんの紹介で、私の目を引いたのが「葉隠」に学んできた、という一文。過去の病気、小学校低学年で既に「葉隠」と出会ったとのことでした。
「葉隠」は江戸時代中期(1716年ごろ)に書かれた書物で、肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述したものです。
私は、随分と前のことになりましたが、最初の仕事についたときに出会った本『死ぬことと見つけたり』(隆慶一郎著)という本が好きで、その縁で「葉隠」も好きになりました。
何度も繰り返し読みました。
理屈ではなく、ただただ実践あるのみ、考えるのではなくただやる、そんな武士たちの姿が描かれています。
人がいろんな気持ちになって、その気持ちを整理したりする過程で理屈を立てていくのですが、そんな理屈もいらない、気持ちも乗り越えて進むのだ、というすさまじい力強さです。
一見、暴走にすら見えそうだけれども、信念に沿ってただ行動する、一切の理屈はつけない、言い訳も何もいらない、人の意見も気にしない、そんな姿がめちゃかっこよいですね。
小説として、『死ぬことと見つけたり』はとても読みやすく、面白い本ですよ。
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