授業もインターネット
このコロナ禍で、大学の授業もネットを介した形しかできなくなっています。
この中にも、一つの新しい現実が生まれていくのでしょう。
まるで、オンラインゲームの中が人生だと感じる人がいるように…。
カウンセリングの訓練で、ロールプレイがあります。
訓練中の二人が、一人はカウンセラー役、もう一人はクライエント(相談に来る人)役で、自分の体験などを使って、話を聴く練習をするのです。
訊く、聞く、聴く
相談場面で相手の話を聴くということは、単に話の内容を理解するだけではなく、その裏にある気持ち、いまだ言葉になっていないところまで、全身を使って感じながら関わっていく、そんなプロセスです。
そんなプロセスが進むときには、相互の関係が変化し、独特の空気が育まれていきます。
この空気の育成を、インターネットを介してできるのだろうか…。
現段階では、難しいと思っています。
見て学び、体験して学ぶ
過去に、ひたすら国内外の著名な心理療法家たちのビデオを見続けていた時期がありました。
そこからは、とても参考になることをたくさん学びました。
すぐれた空気の作り方も見ることで学ぶことはできますが、体験はこれまた別でしょうね。そして、リアルに体験しながらの訓練と、オンラインの訓練には、それぞれの違いがあるのかもしれません。
その違い、両方体験を重ねることで、その違いを調整し、自分の理解する世界に近づけるのでしょう。
現段階では、顔を合わせたロールプレイを全くなしでは、訓練ができない気がしています。この先、5Gやホログラフィー技術が一般的になったり、バーチャルがライブの体験を凌駕する、なんてことが言われるようになれば、これも変わっていくのかもしれませんが…。
いろんな意見や経験、知識をお持ちの人もいるのでしょう。
教えていただければ嬉しいです。
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