「劣化」という言葉に反応
 最近は、新型コロナウィルスのせいで出かけることも自制しているので、どうも気持ちもすっきりしないことが多い。
 オンライン飲み会など、興味はあるけど実行していない。
そんな中、憂さ晴らしに?せっかくなので妻と軽くケンカしてみた。
 妻は、年を取ってきたことを「劣化している」という表現をすることが多い。
 この機に、私はそこにかみついた。
私(玉井):俺が年を取ってきたことも、“劣化”っていう?
妻:言わないよ。言ったことないじゃない。人のことはそうは言わない。
私:なら、自分に対してその言葉を使うのもやめてよ。
妻:なんで?年を取ったっていうだけのことじゃない。
  受け入れているんだから、何が悪いの?
私:言葉が違うじゃないか。言葉のニュアンスが違うじゃない。
  親しい人が、「私は馬鹿でトンマなんだ」と言っていたら、どう思う?
  「そんなことないよ」とか、サポートしてあげたいって思うじゃない。
妻:まぁそうね。
  じゃ、何も言わなければいいの。
私:そうじゃないよ。
  あなたは人に対して、“劣化”という言葉は使わないだろうけど、自分に使っているのを聞いていても、なんか私は悲しくなるんだよ。
妻:じゃ、その言葉は使わないことにする。
 そんなこんなのやり取りで、実際には沈黙も含め、もう少し時間はかかっています。
 その後、気持ちを立て直してお酒を一杯。
 一緒に年を取っていけるといいなぁ、などと話せて、良いケンカができました。
 ケンカは、予定通りに進まないし、気持ちの揺さぶりを体験するのは好きなことです。
 仲直りできるケンカは、気持ちを少し強くぶつけ合えるので、親しい感覚が増しますよね。
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