不安に飲み込まれませんように
このところ、仕事で新型コロナウィルス対策で追われています。
健康不安に陥っている人、これからの業務が維持できるか不安になっている人、せっかく脱出しつつあったデフレに戻ってしまうのではないかと、経済の乱高下に先行きが見えずに不安に陥っている人など、たくさんいらっしゃいますね。
私の本来の仕事は、そのような不安に飲み込まれることがないように、サポートを提供することです。
それでも現在のように、対策及び調整業務とリスク管理に追われますと、知らず自分も足元が浮つく部分がある気がします。
そして、そんな自分に気が付き、静かな坐禅の時間を持ちたくなります。
自分を取り戻すために…。
静かな時間を持とう
今回の新型コロナウィルスの感染拡大では、世界的に抑え込みにかかっていますが、それは専門家たちに協力していきましょう。
生活は、少し緊縮せざるを得ないでしょう。
予定していたことが、できなくなることもあるかもしれません。
残念なことですが、本当によーく考えてみると、大きなことではありません。
既に、多くの皆さんも感じておられたように、経済が無限に右肩上がりに成長するなんてありません。
確かに、経済を維持成長させる、という取り組みは大切であり、研究者も実務家も、そして現場で地道な活動を続けておられる皆さんには大感謝です。
もちろん決してあきらめるのではなく、ウィルスを受け入れるのでもなく、静かに今、生きている自分を感じましょう。
私たちに、完全に平等に与えられていることは、「死」だけです。
もちろん、急いでそこに向かう必要はありませんし、「生」の歩みを続けることは大切です。
人は、見通しができないと、つまり「わからない」状態に陥ると恐慌状態に陥りやすいものです。
恐慌状態から離れるためにも、ゆっくりと吐く息を感じる時間を5分ほど持ってみましょう。
足の先から、手の先から、頭の先まで、体全体に新鮮な空気がいきわたっていることを感じましょう。
深く感じられるようになればなるほど、自由を取り戻せることでしょう。
そう、私たちは生きているのです。
そして、健康が維持できるように、免疫力を落とさないように健康な生活を維持できれば、「死」は急いで近くにくることはないのです。
安全な人とのつながりを感じましょう
その静かな時間の中で、自分と関わりのある人も同様に、同じように生きていることを考えてみましょう。
嫌な態度をとってしまったな、嫌なことをされたな、良いこと言われたな、あんなことを一緒にしたいな、などといった関係のことについて考えるのではなく、相手の存在を感じるのです。
相手がいて、自分もいる、それだけです。お互いの存在を大切に感じられるといいですね。
人と知り合えたことの喜び、その存在に感謝して、そんな感覚を持つ自分の存在も、深く感じましょう。
不安は大切な感情ではありますが、強すぎる不安は大切なものを見えなくしてしまいます。
どうしてもうまくいかないときは、ゆっくり丁寧に、今すべきことを具体的に進めて、できたことを確認していきましょう。一歩一歩です。
必ず先に進めます。
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