心理グループワーク
本日は、予定通り玉井心理研究室における心理グループを開催しました。
以前からのミニセミナーに出入りしてくれていた人たち、過去に玉井仁が行ったグループに顔を出してくれていたという人、カウンセリングを受けてきているという人、ネット検索で見つけてきてくれた人たち、いろいろな人たちが集まってくれました。
認知行動療法 セルフモニタリングから
グループでは、認知行動療法の基本的自己観察法、セルフモニタリングの方法を共有し、一緒に練習していきました。
認知行動療法に初めてであった人もいれば、過去にも実際にワークシートに書く練習をしていた人もいたり、それぞれの経験の中で取組みを進めていただきました。
認知行動療法では、問題や苦しい状態をなくそうとしているのではなく、環境や状況が変わっても、変わらない自分の反応や行動・対人パターンを理解していこう。
そのことを客観的に理解できるようになる(これは、書くか人に話をするということをしないと身につかない)ことについて練習したのですが、共有頂いた人たちとのやり取りを重ねる中で、その対策やパターンも浮き上がってきて、話し合いが思いのほか深まっていきました。
温かい目を持つために
参加された方によっては、認知行動療法ではなくても、自分への理解がある程度深まっている人たちが多かったようです。
ただ、自分の行動や考えなど、パターンに気が付いた後に、「だからダメなんだな」「このように考えないといけないのに!!」と自分を追い詰めるような厳しい目ではなく、「よく気が付いたな」「よしよし(笑)」と温かい目を持てることの大切さが、結局大切なんだなぁという話になりました。
認知行動療法も、いろいろなワークブックも出ていますし、私も出しているのですが、取り組みを頑張っている自分を褒めたり、応援してくれたり支えてくれる人がいないと、難しくなってしまうよね、ということの確認でした。
ワークブックなどで基本的には自分で進めていきたい、という人も、数回でも専門家によるポイントのサポートや、自分自身に対して温かい目を持てるようになるために、自分の頑張りを認めてもらいながら取り組む体験をしてみていただきたいと思います。
過去の自分に起因するパターン
自分のパターンが、過去からの体験や、親子関係に由来することも話題になりました。過去を見つめていた人もおられたから、話が広がります。
子供のころに、頑張ったことを認めてもらう体験、ほめられる体験、そんなエネルギー補給の体験は本当に大切です。それがなかったという人は、たくさんの知識を持ってガリガリ頑張ることよりも、自分のことを温かく応援してくれたり、味方でいてくれる環境を持つこと、そんな人を持つことが大切です。
今日のグループでも、玉井も「今、褒めているんだよ」と繰り返しアピールしてしまいました。少しでも、良いことを認め、応援し、そんな良いことを大きくしていく動きが大きくなればなぁと思います。
次回のグループの日程は2月9日日曜日、10:15からです。
関心のある方は、ホームページを見て、確認していただき、お申し込みください。わからないことがあれば、お問い合わせください。
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