旅行記

ヨーロッパに行っちゃった!⑫ 教会のパイプオルガン

パイプオルガン

コンサートもお休みな夏休み

ウィーンは音楽の都と言われるだけあって、国立オペラ座や、ウィーンフィルの本拠地である楽友協会ホールなど、数多くの音楽ホールや劇場があり、毎日コンサートや演劇が上演されています。私も昔、数百円という破格で、世界トップクラスの演奏家が出演するオペラやコンサートを聴きに行ったものでした。

立ち見だったので、時間と体力は大量に消費するのですが。

ただ、7月8月はそれらの劇場は全て夏休みになり、観光客向けの簡単なコンサートのみになります。せっかく音楽の都に来たのだから、何か音楽に触れる機会は無いか調べてみたところ、旧市街中心部にあるペーター教会で、無料のパイプオルガンコンサートが開かれていることがわかりました。

パイプオルガンの無料コンサート

 ペーター教会は、中心部にあるのですが小さくてあまり目立たず、大通りを少し入った小さな路地にあります。

 それでも内装はすばらしく、大きすぎなくて落ち着く雰囲気です。昔、クリスマスミサに参加した時は室内楽の生演奏が流れ、その厳かな雰囲気と演奏の素晴らしさに感動した思い出があります。

 今回の旅行期間中でこのオルガンコンサートに行けるのはこの日しかなかったので、動物園に行った後というハードスケジュールなのは分かっていたのですが、地下鉄でペーター教会に向かいました。

 さぞかし観光客でいっぱいになっているだろうという予想に反して、結構空席がありました。祭壇がよく見える前のほうに座って、コンサートの開始を待ちます。歴史ある天井画や彫刻を眺めながら、本物のパイプオルガンの音に包まれるのは、日本では得難い経験でした。

ウィーンの名所、ホイリゲ!!

 コンサートが終わったら、夕食まで自由行動です。まるで、ツアーです。

 夕食は、ウィーンに来たらここは外せない!!という、ホイリゲに行きます。ホイリゲとは、ウィーンの郊外、ウィーンの森近くに軒を連ねる、ワイン酒場です。ブドウ農家が、今年できたワインを提供する酒場なのですが、それ以外にも色々な種類のワインや、ビール、ジュースなどもあり、食事も楽しめます。

 何より、ホイリゲが立ち並ぶ界隈は自然が豊かで大きな建物も少なく、少し足を延ばすとワイン用のブドウ畑もあったりして、ウィーン中心部とは違ったのんびりとした雰囲気が楽しめます。でも、忙しすぎる!

 ただこのホイリゲ、郊外にあるということで、トラムに乗って30分ほどかかります。朝から、切符が買えないトラブルに始まり、ドタバタのランチ、猛暑の中での動物園、パイプオルガンコンサート…観光とは、こんなに体力を要するものだったのか!

 でも、ホイリゲに行けるのもこの日しかないのです。体に鞭打って行きましょう。とりあえず、宿に帰って休憩です。宿を中心部にとっておいて良かったな~。

 こんなこと書いているけど、明日は玉井心理研究室が主宰する、インナーチャイルドのミニワークショップです。

インナーチャイルドとの対話 3回シリーズ講座のご紹介

幼少時の傷つき体験に対して、「記憶の書き換え」技法は認知行動療法でも特に海外で研究が進み、日本でも少しずつですが認知されてき始めています。

皆さんには、「インナーチャイルドワーク」の方が耳慣れているかもしれません。様々な精神疾患に対して、またより広くは生きづらさを抱える方にとって、傷ついたまま癒された実感のない過去の記憶に対するアプローチは、パワフルな効果をもたらします。

10月から毎月、少しずつですがそのようなインナーチャイルドとの取組みの紹介、その実践に触れて頂き、自分との関係を温かく豊かなものとしていくきっかけとして頂ければと思います。

※3回シリーズで企画していますが、一回ごとの参加も可能です。

【日時】 1日目 令和元年10月28日(月) 午後6時30分~8時(終了)

2日目 令和元年11月25日(月) 午後6時30分〜8時

3日目 令和元年12月16日(月) 午後6時30分〜8時

【会場】 パレット柏ミーティングルーム(各回部屋が異なりますので、ご確認ください)

(千葉県柏市柏1-7-1-301:JR常磐線柏駅より徒歩3分)
【講師】 玉井 仁
【参考図書】 『自分をもっと好きになるノート』(右掲) 2019 日本能率協会マネジメントセンター

インナーチャイルドとの対話