インナーチャイルド

インナーチャイルドとは 10/28のワークの前に①

インナーチャイルドという言葉 内なる子供

インナーチャイルドという言葉について、少し説明しておきましょう。人によって、感じ方も様々でそれはいいと思いますが、理解がないままに敬遠される方もおられるようです。

子供の頃の体験

私たちの子供時代の体験は、大人になってすでに過去のこととなっていたとしても、今の自分の中に感覚として残っているものがあります。

子供は、心の器も大きくなく、いろいろな感情をダイレクトに受け止めてしまいがちです。物事に対して、様々な見方をすることができず、素直に受け止めてしまいます。

例えば、自分が頑張って何かを成し遂げた感がある時、友達が「いいことがあった」というと、友達のいい事には自分は直接的に関わっていなくても、自分もそのいいことに貢献したように感じる、そしてそれを信じるというものです。

親がケンカしているときに、自分のせいだと感じるのもその一つでしょう。親が子供のことでケンカしても、それは親の意見が対立しているのであって、子供のせいではありませんよね。実際に、親も「あんたのせいで」なんて自分の感情の八つ当たり先にするものですから、その傾向はますます助長されてしまいます。

子供の頃に身に付けた対処法が表面化するとき

人は、苦しい時にその正反対のことをしがちです。調子が悪い時に、子供の時代から身に着けた対処方法が表面化しやすいのです。長い時間かけて、様々なものを見て、身に着けてきたことがうまく使いにくくなってしまい、自分が悪くないのに責任を感じてみたり、いいこともあるのにそれは目に入らず、目に入るのは悪いことばっかりだったりするのです。

このように、子供時代のことは私たちに強く影響します。感情は、大人になっても大きなインパクトを持って迫ってくることが多いものですが、子供にとっては尚更です。

それ故に、子供時代の体験、そしてとくに強い感情体験は体の奥にまでしみるほど残ってしまうのです。子供の頃の体験として残っているもの、それをインナーチャイルドと呼びます。それは、その当時に体験した感覚と全く同じではないかもしれません。その体験をしている子供の頃のイメージにアクセスすることで、その感覚にもアクセスしやすくなるのです。

いいことは、意識して見つけないとなかなか見つかりません。問題を見る、のではなく、事実を広くみられる、そんな目を内なる子供にも持ってもらえるように、一緒に育っていけるのです。

ワークに関心のある方、直前でも連絡を頂ければよいので、ご参加ください。

インナーチャイルドとの対話 3回シリーズ講座のご紹介

幼少時の傷つき体験に対して、「記憶の書き換え」技法は認知行動療法でも特に海外で研究が進み、日本でも少しずつですが認知されてき始めています。

皆さんには、「インナーチャイルドワーク」の方が耳慣れているかもしれません。様々な精神疾患に対して、またより広くは生きづらさを抱える方にとって、傷ついたまま癒された実感のない過去の記憶に対するアプローチは、パワフルな効果をもたらします。

10月から毎月、少しずつですがそのようなインナーチャイルドとの取組みの紹介、その実践に触れて頂き、自分との関係を温かく豊かなものとしていくきっかけとして頂ければと思います。

※3回シリーズで企画していますが、一回ごとの参加も可能です。

【日時】 1日目 令和元年10月28日(月) 午後6時30分~8時(終了)

2日目 令和元年11月25日(月) 午後6時30分〜8時

3日目 令和元年12月16日(月) 午後6時30分〜8時

【会場】 パレット柏ミーティングルーム(各回部屋が異なりますので、ご確認ください)

(千葉県柏市柏1-7-1-301:JR常磐線柏駅より徒歩3分)
【講師】 玉井 仁
【参考図書】 『自分をもっと好きになるノート』(右掲) 2019 日本能率協会マネジメントセンター

インナーチャイルドとの対話

コメント

  1. もも より:

    インナーチャイルドを癒すことができたおかげでずいぶん生きやすくなった実感があります。
    もう子どものころの過ぎてしまった時間はどうすることもできないけど、ホントの自分の感情を取り戻せる方法がある。
    きょう、気づいたのですが自分の感情を隠そうとするクセがあることに気が付きました。ゆっくり対話してみようと思います。

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