「ああいう態度、一度でも取られたらもう絶対許せないですよね」「ちょっとミスしてしまって、全てをダメにしてしまったんです」「好きなのか嫌いなのかはっきりしてちょうだいよ」「この絵を描いていて、ここをはみ出してしまったんです。もう失敗です」「あなたがそっちを取るなら、これも全部持って行ってよ(と選択していないものも強引に持って行かせる)」「ちょっとでも(相手を)嫌な気分にさせてしまったらいけないじゃないですか」「それはダメ!」「甘やかしてしまうとどこまでも甘えられてしまいますよ、注意しないと」「そう決めたなら、もう絶対変えてはいけませんよ」
いろんなセリフ並べてみました。
対人関係、感情、選択など様々なシーンですが、どれも似た要素を持っています。このタイミングでわざわざ言うまでもないですよね。白黒思考です。
白黒思考、はっきりさせようとシンプルな2分割思考であり、0か100、全か無か思考、などとも言われます。
これと対照的なのが、グレーな考え方です。最近は、社会も白黒的な気がします。ブラック企業、確かにブラックなところもありますよね。でも、そうでないところもあるでしょう。ブラックなところが10個、ホワイトっぽいところが10個、それぞれを交互に並べてみると、遠目にはグレーに見えるはずです。
どこかに就職するとき、誰かと親密につき合うとき、旅行先を選ぶとき、はっきりしないといけないこともありますよね。白黒が悪いと言っているのではありません。白黒つかないこと、つけなくてもよいことに対してはっきりさせようとしていることで、はっきりしないことに対して批判的になり過ぎると、自分も周りもちょっと疲れます。
こういうことは、はっきりさせたいんだよな、という自分の性格や大切にしている領域を理解しておければよいのです。あの人は〇〇だからおかしい、などと決めつけるのも、結構自分の思い込みや、自分なりの理由付けがあるのです。良い/悪いがつきにくいこと、人の立場によって捉え方が違うこともありますからね。
白黒の話をしていて、後から色々考えてみました。
グレーにしたから、気がつけず大きな問題になってしまうこと、なってしまった。
のではないかと思いました。
穏やかに、はっきりさせないといけないことを適切に対処できるとステキですね。
本当ですね。そんな素敵なひとになれるようにこのブログを読んでがんばります^-^