認知行動療法

認知行動療法を語る①

認知行動療法 玉井の著書

基本的な発想

認知行動療法、近年日本においても、医療保険の点数化も進むなど、その効果研究も進み、注目されているアプローチです。

私も、本当に偶然のご縁で、その認知行動療法を長年にわたり学び、実践してきましたので、少しずつ、可能な範囲で紹介してみたいと思います。過去にも、別の場所でそのようなブログを書いてきたことがありますので、重複する部分もあるかもしれませんが、過去の文章を探して読む人も少ないでしょう。

認知行動療法と言うと、難しいと感じる人もいるのですが、基本的な発想自体はとてもシンプルです。

それは、私たちの特定の状況における物事の捉え方や行動は、自分の気分に影響していますよね、ということです。皆さんも、ある事柄について、違う見方をするようになったことで随分と違う気分になったこともあるでしょう。気がかりなことに具体的に着手する、つまり行動することで気分も変わる、ということも経験していることと思います。

基本は、そんなことなのです。私たちは、自分の思った世界に生きているのです。

確かに、様々な精神疾患や状態像に対するアプローチは、本当にしっかりと研究が深く行われていますが、それは専門家が学ぶことです。

是非、一般の方には認知行動療法の基本的な発想、視点、そしてそれから発展してきている様々な工夫について知っていただきたいと思いますので、少しずつこのブログでも紹介したいと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

インナーチャイルドとの対話 3回シリーズ講座のご紹介

幼少時の傷つき体験に対して、「記憶の書き換え」技法は認知行動療法でも特に海外で研究が進み、日本でも少しずつですが認知されてき始めています。

皆さんには、「インナーチャイルドワーク」の方が耳慣れているかもしれません。様々な精神疾患に対して、またより広くは生きづらさを抱える方にとって、傷ついたまま癒された実感のない過去の記憶に対するアプローチは、パワフルな効果をもたらします。

10月から毎月、少しずつですがそのようなインナーチャイルドとの取組みの紹介、その実践に触れて頂き、自分との関係を温かく豊かなものとしていくきっかけとして頂ければと思います。

※3回シリーズで企画していますが、一回ごとの参加も可能です。

【日時】 1日目 令和元年10月28日(月) 午後6時30分~8時(終了)

2日目 令和元年11月25日(月) 午後6時30分〜8時

3日目 令和元年12月16日(月) 午後6時30分〜8時

【会場】 パレット柏ミーティングルーム(各回部屋が異なりますので、ご確認ください)

(千葉県柏市柏1-7-1-301:JR常磐線柏駅より徒歩3分)
【講師】 玉井 仁
【参考図書】 『自分をもっと好きになるノート』(右掲) 2019 日本能率協会マネジメントセンター

インナーチャイルドとの対話