基本的な発想
認知行動療法、近年日本においても、医療保険の点数化も進むなど、その効果研究も進み、注目されているアプローチです。
私も、本当に偶然のご縁で、その認知行動療法を長年にわたり学び、実践してきましたので、少しずつ、可能な範囲で紹介してみたいと思います。過去にも、別の場所でそのようなブログを書いてきたことがありますので、重複する部分もあるかもしれませんが、過去の文章を探して読む人も少ないでしょう。
認知行動療法と言うと、難しいと感じる人もいるのですが、基本的な発想自体はとてもシンプルです。
それは、私たちの特定の状況における物事の捉え方や行動は、自分の気分に影響していますよね、ということです。皆さんも、ある事柄について、違う見方をするようになったことで随分と違う気分になったこともあるでしょう。気がかりなことに具体的に着手する、つまり行動することで気分も変わる、ということも経験していることと思います。
基本は、そんなことなのです。私たちは、自分の思った世界に生きているのです。
確かに、様々な精神疾患や状態像に対するアプローチは、本当にしっかりと研究が深く行われていますが、それは専門家が学ぶことです。
是非、一般の方には認知行動療法の基本的な発想、視点、そしてそれから発展してきている様々な工夫について知っていただきたいと思いますので、少しずつこのブログでも紹介したいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。