卒業式
娘の小学校の卒業式がありました。
新型コロナウィルスの影響で、実施されるかも危ぶまれましたが、簡略化という形で行うことができました。
近隣の学校では、参列は卒業生と教員のみ、保護者は入れないところもありましたが、娘の学校は何とか保護者二人まで参列を許されました。
娘は小学校が大好きで、6年生になった時から、全ての行事が最後になることを寂しがっていました。
いよいよ3学期になって卒業が近付き、卒業式の練習も始まったら、選ばれてもいないのに歌のピアノ伴奏の練習、呼びかけの発音が難しい箇所の練習、大きな声での返事の練習と、毎日張り切っていました。
突然の休校
そこに、突然の休校。
最初は、休校だろうが何が何でも学校に行く!!と言っていた娘でしたが、休校までの2日間の登校日でしっかりお別れもできたのか、一応納得した様子で、最後の登校日は笑顔で帰ってきました。
娘の気持ちを考えると「寂しいね、悲しいね」という言葉をかけるのも憚られ、代わりにギューッと抱きしめたらポロポロと涙を流して泣き始めました。
それでもすぐに笑顔に戻り、中学校に向けて、お休み中にいっぱい勉強するんだと、次の日からしっかり早起きして勉強をがんばっていました。
晴れ渡った卒業の日
そして迎えた卒業の日。
「せめて卒業式は晴れて欲しい」という娘の願い通り、すっきりと晴れ渡りました。
感染防止のため、歌も呼びかけも無くなり、娘の練習が活かされたのは返事だけでしたが、誰よりも立派な返事ができました(親の主観です)。
他の卒業式でいつも涙が止まらなくなるのは、子供たちの歌によるものだったのだなあと実感。今回はあまり泣けませんでした。
最後の小学校生活が突然途切れてしまったのは辛かっただろうけど、みんな笑顔で卒業できました。
こんな時こそ、いつもの日常がいかにありがたいことだったか思い知らされます。
思えば娘は幼稚園の時も、ずーっと楽しみにしていた卒園旅行が大雪のため、出発当日にキャンセルになったこともありました。
今年中学校を卒業する年の子達は、幼稚園を卒園する直前に東日本大震災がおこり、不安な中での卒園、入学だっただろうと思います。
何が起こるか分からない世の中ですが、その度に力を合わせて乗り切って、笑顔を取り戻せたらいいな、と思います。
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