「思い込み」はないだろうか
過去を振り返り、「あれも思い込みだったのかな」ということはないでしょうか。
「思い込みではなかったけど、そんな考えにとらわれる必要がなかったな」ということを持つ人もいるでしょう。
トラウマなども、ちゃんと処理が進むと、嫌な記憶であることは変わらないけど、もうどうでもいいや、過去のこと(距離を置けているし)だし、となります。
「正しい」に注意する
私は、この考えや視点は「正しい」と強く思うものがある場合には注意しようと、いつも話しています。
柔軟さのかける「正しさ」は、ほかの意見に耳を傾けることがなくなり、とがっていきます。
もちろん、ときにはそのとんがっていることが必要なこともあるのでしょうが。
「正しさ」とは慣れ
脳は、何を正しくて正しくない、という判断はできません。
それは、価値観や経験によって変化するのです。
すごく簡単に言うと、数多い経験(これを文化ともいうのですが)は、「正しい」と感じるのです。
慣れです。
「この考えは正しい」という考えは、「私の体験や、周りの人たちとの共通認識では、このような考えをしている人多く、私もそのように考えている」ということなのですね。
思考は、ころころ変化する割に、思いのほか私たち人間に強力に影響を及ぼしますね。
ナルシシズムも、ここにその起源の一つがありますね。
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