令和になり最初の天皇誕生日、おめでとうございます。
乗り継ぎ地のヘルシンキで
2時間足らずのフライトで、フィンランドのヘルシンキ空港に到着しました。
空港の建物に入ったところにトイレがあったので、トイレに行きたい人は行くことにしました。
トイレに行かない人はベンチで座って待ちますが、そのベンチの目の前は回転扉になっていて、乗り継ぎしないでヘルシンキの街に出る人はそこから出ることになっています。
私はトイレに行きましたが、思いの外混んでいて、しばらく並び、少し時間がかかってしまいました。
姪っ子が行方不明に
トイレから出て、みんなが待っているベンチの方に行くと、なんだかただならぬ雰囲気です。
何事かと思って聞いてみると、トイレに行かずに待っていた姪っ子の一人が、ヘルシンキの街に出られる扉に興味を持ったらしく、すぐに戻って来られると思って出てしまったというのです。
一旦街の方に行ってまた回転扉で戻ろうとしたら、ブザーが鳴って扉が止まってしまい、戻れなくなってしまいました。
そのままそこで待っていてくれたら良かったものの、姪っ子は入れる場所を探してどこか見えないところに行ってしまっていました。
助けを求めて
追いかけて探しに行きたいところですが、戻って来られないことが分かっているので行けません。
とりあえずみんなにはそこで待っていてもらって、私と母で空港カウンターに、どうしていいか聞きに行くことにしました。
空港の人に頼めば、回転扉から入れるように取り計らってくれないか、との期待もありました。
ところが、空港の職員の方の説明によると、一旦街に出てしまっても、搭乗券とパスポートがあればまた空港内に入って来られるから問題ない、との事。
でもそれを姪っ子に伝えられない、スマートフォンも持ってないし、まだ子供なんですよ!!と母が食い下がりましたが、職員の男性は涼しい顔して、じゃあ構内放送で呼び出しましょうか、それでもダメならもう手立てはありませんねえ、と言います。
追いかけて、空港の外へ
埒が明かないのでみんなのところに戻ります。
もうこうなったら、誰かが搭乗券とパスポートを持って姪っ子を探しに行き、連れて来るしかありません。
幸い、姪っ子は自分の搭乗券とパスポートは持っているようです。
主人が探しに出ることにしました。
私たちは、乗り継ぎの際に通る、パスポート審査場の辺りで待つことにします。
主人は搭乗券とパスポートを持っていることを何度も確認して、回転扉を通り、街に出ていきました。
私たちはそのまま空港内を進み、パスポート審査場の方向へ進みました。
姪っ子は帰って来たものの・・・
帰りこそはヘルシンキ空港でムーミンショップを覗いたり、ちょっとお茶したりしたいと思っていたのに、それどころではなくなってしまいました。
「乗り継ぎに時間があって良かった」という声が聞こえます。本当にそうだな、とぼんやり思っていると、見覚えのある女の子がこちらに走ってきました。
あまり気にせずすれ違うと、後ろにいた父たちが歓声を上げています。
振り返ると、行方不明になった姪っ子が帰って来ていました!
自力で空港ゲートで荷物審査を受け、帰って来たというのです!すごい!!
でも、今度は主人が行方不明です。
さてどうしましょう…。
後半に続きます。
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