自分へのケア
昨日のグループワークで共有したことの一部ですが、「自分を大切にすること」とそれをどのように続けるのか、ということについて書いてみます。
まず、自分のことを大切にすること、ということの実感を持てると良いですね。食事をする、疲れたら寝る、寒くないように服を厚めに着る、それも自分のケアです。
ケアは、最初は人からもらって「嬉しいな」と感じられる体験が先行しているといいですよね。
取組みを続けることについて
本当に苦しかったり、症状が強かったりすると、ご本人も苦しくてたまらないし、その対処で必死になりますね。
治療者である医者も私ら心理師も必死だったりして、心理カウンセリングも週に一度以上の頻度が必要になることすらあります。
そして、少し落ち着いて何とか苦しい取り組みをやり過ごせ、場合によっては医療機関での治療を終えた後、カウンセリングも終えていくことが多いのですが、その過程で学び取り組んだアプローチをすっかり忘れてしまうことが多いのです。
取組みのことを、「苦しい時にすること」というように位置づけてしまうのですね。
自分の感情を無視しない、事実をちゃんと見る、白黒的に極端な判断はしない、人によってクセがありますが、そのクセを見ることを忘れてしまうのです。
今日、ご飯を食べたけど明日も食べますよね。それぐらい自然に、自分とうまく付き合っていく方法を、生活の中に入れられると良いですよね。
ただ、生存の欲求に直結していないので、工夫が必要ですね。
私も、電車のこの駅からこの駅の間に振り返る、というように、日常の中のルーティーンにしています。冬休みなど、少し長めの休みに入る時などは、別の工夫が必要で、ちょっと意識しないと…と面倒に感じることもありますが、自分のケアを忘れる方が後々影響するので、続けています。
次回のグループは3/8を予定していますが、その次は4/12を新たに予定しました。ご確認ください。
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