トラウマ

和太鼓とトラウマの癒し

今朝、和太鼓の練習を身近に見続ける機会がありました。

以前、友人が取組んでいる和太鼓の演奏を聞いた時に感じたことですが、これは誰に対しても有効とは思わないものの、心理療法として役立つ、ということを改めて実感しました。

大きな音が身体を通り抜けていく、身体の中が空っぽになり、そのことを観察しながら自分の中の様々な囚われが音とともに脱落していく感じを実感しながら、マインドフルネスと同様のプロセスを体験している気がした。

体験と観察を同時に集中して行うこと。人によっては、その観察ができなかったり、体験から別の思考に入ってしまう人もいるのかとも想像する。

かつて、トラウマ研究の国際的第一人者の一人であるべッセル・ヴァン・デア・コークが訪日した時の講演にて、日本の場合には伝統的なお祭りなども脳の回路にとって治療的な役割を担うことがある、ということを解説していたことを思い出した。

人は、いろいろな形で癒される方法を自然に開発してきたことなのかな、と思いが広がります。

インナーチャイルドとの対話 3回シリーズ講座のご紹介

幼少時の傷つき体験に対して、「記憶の書き換え」技法は認知行動療法でも特に海外で研究が進み、日本でも少しずつですが認知されてき始めています。

皆さんには、「インナーチャイルドワーク」の方が耳慣れているかもしれません。様々な精神疾患に対して、またより広くは生きづらさを抱える方にとって、傷ついたまま癒された実感のない過去の記憶に対するアプローチは、パワフルな効果をもたらします。

10月から毎月、少しずつですがそのようなインナーチャイルドとの取組みの紹介、その実践に触れて頂き、自分との関係を温かく豊かなものとしていくきっかけとして頂ければと思います。

※3回シリーズで企画していますが、一回ごとの参加も可能です。

【日時】 1日目 令和元年10月28日(月) 午後6時30分~8時(終了)

2日目 令和元年11月25日(月) 午後6時30分〜8時

3日目 令和元年12月16日(月) 午後6時30分〜8時

【会場】 パレット柏ミーティングルーム(各回部屋が異なりますので、ご確認ください)

(千葉県柏市柏1-7-1-301:JR常磐線柏駅より徒歩3分)
【講師】 玉井 仁
【参考図書】 『自分をもっと好きになるノート』(右掲) 2019 日本能率協会マネジメントセンター

インナーチャイルドとの対話