無料オープン・カウンセリング終了
昨日は,無事に玉井心理研究室で無料オンラインとして開催しているオープン・カウンセリングを実施しました。
参加予定の方も,数名参加できずにいたようですが,前から定期的に参加される方たちだけでなく,最近来てくれるようになった人も,随分と久しぶりにお会いした方も参加されました。
一人ではなく,ちょっとずつ違うけれども,それぞれの悩みを共有し,どのように取り組んでいるのかを話せる場は好評なようで,私も嬉しく思いました。
取り組みの確認
A:ストレスの発散法,どうしようもない気持ちの時に,できるだけ嗜癖行動ではない形でどのような工夫があるか。
B:心が温まる時間をどのように持てるように工夫しているか。前項は,心が冷えた時の対処行動ですね。
C:過去の苦しかったことについて,考え続けなくてよいように,どのように手放せるように取り組んでいるか。
このようなテーマで,それぞれの感じる所や取り組んでいるところを共有し,玉井からのコメントも含めて話が広がっていきました。
ちょっとしたことでよいのです,気持ちがホッとすることを続けること,一人の方は,調子が悪くて寝込んでいるからオンラインでよかったとのこと。そして,この話し合っている時間は気分がよいとのこと,そうした時間を少しでも積み重ねること,そしてそのような時間や人を思い出せる工夫をして,実践していくことの有益さを共有しました。
すべてダメ それは白黒思考ですね
どうしても,「すべてダメ」と感じてしまう人もいます。
「もうだめ」と思うときもあります。「今まで,何回ほどもうだめだな」と思ってきたかな,という質問に対して,皆さん苦笑い…。何千回もありそう…そして,まだ無事に生きていて,終わっていない。
そんなことを確認しながら,嬉しくない感情になることが悪いのではなくて,嬉しくない感情,不安や憂うつ,寂しさや怒り,罪悪感といった感情を体験しても,それが教えてくれることを見誤らずに見直して,できることを勧めていく,というような話へと広がりました。
休みの時間に,大きな公園の桜の木の下で裸足でゆっくりするんだ,という方もいて,とても贅沢な時間を体験しているから,それを頭や体の感覚で覚えておけるよいね,という話題もありました。
嫌なことがあると,嫌な気持ちになるのは誰でも同じ。
過去に,強く長く嫌な体験をしていると,今は嫌なことを体験していなくても,過去の体験で備え付けてしまったネガティブなフィルターで物事を見てしまうこともあります。
現在をちゃんと見て,嫌なことや思い通りにならないこともあるけれども,できることをやっていこう,そんなことを皆さんと確認できたこと,とてもうれしく思いました。
その場でも共有しましたが,また5月後半以降で同様の会を開催したいと思います。
有料でもよいから,というご意見もあり,そのような工夫もいろいろ考えましたが,なかなか良い方法が決め切れないままに,今の形で続けています。
毎月一回,1500円とか,参加しやすい価格で行うことも考えていたり,ディズニーランドのように年間パスポートを作ってしまおうか,などといろいろ考えていますが,そのことを考える時間もないので,どうなることやら。
また,よろしくお願いします。
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